映画『クスクス粒の秘密』のクスクスってな~に。チュニジアとフランス

映画『クスクス粒の秘密』のチラシポスター映画館

北アフリカチュニジアの家庭料理。

クスクスとは北アフリカや中東でよく食べられている、世界最小のパスタです。

クスクス料理

出典:www.flickr.com(Hazy Moon)

クスクス粒自体は、小麦粉からつくる粒状の粉食で、普通乾燥状態で売られていることが多く、クスクス粒を蒸してその他の食材と合わせてたべます。

北アフリカで発祥したと考えられるクスクスはシチリヤやサルデーニャの伝統料理でもあり、現在ではフランスや中東の一部でも食べられております。

フランスの家庭では熱湯とバターまたは、オリーブオイルで炊くのが一般的です。

映画では、具材に魚と野菜が添えられております。

チュニジア系フランス人一家が舞台

フランスの港町セートで暮らすチュニジア系フランス人一家が映画の主役ですが、それと並ぶ位クスクスが出てきます。

クスクスと一家これが映画の題材でしょうか。

チュニジアは北アフリカに位置しております。

チュニジア位置

出典(ウィキペディアより)

1878年のベルリン会議でフランスの宗主権が認められ、フランス領チュニジア(1881~1956年)となります。

その後1956年に独立し現在に至ります。

現在では、比較的穏健なイスラームに属します。

一家の心の襞がきめ細かく描かれております。

それが、この作品を見た感想と言えるのですが。

ドキュメンタリー風のカメラワークは落ち着きがなく好みではないのですが。

淡々と描かれる一家の日常は、小津安二郎や成瀬巳喜男の作品でも見てるかのような趣です。

フランスで暮らチュニジア人一家決して裕福ではなく、つつましいその生活。

さらに、その生活を脅かす経済事情。

一家の奮闘が、穏やかに描かれております。

なにか、昔の高度成長期以前の日本を見ているような趣です。

決して裕福ではないけれど、たくましく生きる庶民の姿がそこにはあります。

かつての日本を見ている思いがします。

家族というものの在り方がどこか懐かしい感じです。

それと共に、家族というものの煩わしさも何処か感じてしまいます

家族という絆の中に何処か「甘え」という構造が見え隠れする作品でもあります。

いま、フランスでも大きな社会問題となっている移民の増加による国家の分断

確かに、チュニジア系フランス人の様にすでにフランス社会に同化したグループも。

また、新たに中東やアフリカからの移民。

それらがモザイクになって、一つのまとまりになれない現代フランス

そんな、フランスの一断面を作品を通して味わってください。

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