国立映画アーカイブ、松竹映画の100年で楽しむ映画『必殺!』

映画『必殺 ! THE HISSATSU』のチラシポスター映画館

映画『必殺! THE HISSATSU』

1984年にテレビの「必殺シリーズ」の600回記念に製作された映画で、テレビドラマの映画版はヒットしないというジンクスをやぶり大ヒットした作品です。

当時人気のテレビ時代劇で、池波正太郎の「仕掛人・藤枝梅安」などを原作とした『必殺仕事人』に始まる一連のシリーズで。

金銭を貰って弱者の恨みをはらす裏家業の活躍を描いておりました。

まあ、その恨みの晴らし方、いわゆる仕置きの仕方がユニークで人気がありました。

公開当時はまだDVDはなく、レンタルビデオの時代でしたが、母親がこのこの作品を何度も見ていたのを思い出します。

久しぶりに同作品に再会したのですが、やはり面白いですね

バブル景気前夜、日本が最も元気のよかった時

1984年は正にそんな世相でした。

監督は、貞永方久、予算をふんだんに使った実に凝った作品です。

とにかく場面をきれいに撮るというか、決めの場面は一枚の絵それも歌舞伎の決めの場面はよく、錦絵の様な決めをするのですが、それを映画でやっている、そんな凝った作りをしております。

出演者も豪華で、レギュラーメンバーに加え豪華ゲスト陣が加わって、見せ場たっぷりです。

なんといっても、山田五十鈴片岡孝夫(現・十五代目片岡仁左衛門)が別格の雰囲気です。

そこに、主人公の藤田まことが加わって、芸達者な菅井きん

後はお馴染みの、三田村邦彦鮎川いずみ中条きよしひかる一平ときて、さらにゲストに芦谷雁之助、朝丘雪路という贅沢さ

後は、研ナオコ中井貴恵火野正平と続き、当時売れっ子だった故たこ八郎柳沢慎吾斎藤清六赤塚不二夫らが花を添えます

まさに、芸達者と言われる人達、それぞれ一時代を築いた役者がそろって個性にあった役どころで、待ってましたとばかりに見る者を楽しませてくれます

作品として後世でも楽しめるのは嬉しい事。

それだけ作品としての出来が良いという事なのですが。

過ぎた昔を偲ぶというよりも、今見ても十分に楽しめる内容と出来が嬉しいですね。

1984年正に日本経済の絶頂期ではありますが、そんな時代を通り抜けて今の時代があるのだと

一つの歴史の通過点としてのバブル期であり、その後の日本歩みを経験して、新たな歴史をどうこれから刻んでゆくのでしょうか。

作品を楽しみながらそんな事を考えてしまいました。

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