『ディエゴ・マラドーナ 二つの顔』スターの人生 太く短く

映画『ディエゴ・マラドーナ 二つの顔』のポスター映画館

1980年代に活躍した、サッカー界のスーパースター、アルゼンチンのディエゴ・マラドーナ。作品は、彼のSSCナポリ在籍時の活躍を中心に描いて、華々しい活躍の裏で、彼のもう一つの顔をあぶりだしております。何処まで行っても人間は弱い者だと考えさせられます。

サッカー界のスーパースター

ディエゴ・マラドーナ、アルゼンチン出身サッカー界のスーパースター

活躍したのは、1980年代です。

今回のドキュメンタリーは、1984年~1990年まで在籍した、イタリアセリエAのSSCナポリ時代が中心に描かれております。

製作は、2019年英国です。

その為でしょうか、この偉大なるサッカー界のスーパースターは、2020年に60歳で亡くなっているのですが、そのことは当然ながら描かれておりません。

そういう意味では、2021年の現在公開されても、今一つ消化不良な面は否めませんが。

スーパースターの素顔に迫った作品としては、よくできております。

スーパースターの素顔

映像で見る限りの話になるのですが。

彼には、サッカーをしている時のたくましい姿と、それ以外プライベートの時間の落差をものすごく感じます。

まあ、描く方の描き方でいかようにも受け取れることになるのですが。

これが、ディエゴ・マラドーナと言う人の素顔かもしれないということは、感じ取れます。

プライベートの彼は、何処か頼りなく、自身なさそうに見えます。

ですが、ひとたびピッチに立つと生き生きと別人のようにプレーします。

その両方が、ディエゴ・マラドーナなのでしょうね。

しかし、題名にもある様に二つの顔とあるのは、その他にもう一つの顔があるのです。

映画『ディエゴ・マラドーナ 二つの顔』の一場面

プロスポーツの宿命

そこには、お金が絡んできます。

アルゼンチンの貧民街出身のディエゴ・マラドーナにとって、サッカーで成功することは、一家の為であり生活の為であるわけで。

スターになった彼は、それを手に入れるわけですが

サッカーは自分一人でできる競技ではありません。

当然、自分を活かせるチームを求めてチームを渡り歩くわけで。

そこには、当然お金が絡んできます。

作品では、SSCナポリに移籍した時代を中心に描いております。

彼が加わることで、イタリアセリエAの中では決して強豪でなかったチームが強くなり、リーグ優勝をする。

強くなればなったで、常勝を求められる世界。

それに応えるディエゴ・マラドーナ。

やがて、プレッシャーと緊張の中で、薬物に溺れていく姿

マフィアからコカインを分けてもらい、関係を深めてゆく姿

映画でもその関係を、「マフィアは一度頼ると彼らの道具にされてしまう

まさにそのあたりが良く解ります。

二つの顔

サッカー選手として活躍する気の弱い、一人の人間

そして、その華々しさを維持するためにマフィアとのつながってしまう、もう一つの顔

それが、二つの顔ということなのですが。

やはり、プロスポーツ、お金が絡んでくると一筋縄では行かないですね。

作品を見てると、そう感じます。

太く短くという人生なのでしょか。

映画『ディエゴ・マラドーナ 二つの顔』の一場面

なぜか、人生と言うものを感じてしまいますね。

私の様に凡人としての人生からは、ディエゴ・マラドーナのような華やかな人生をうらやむ気持ちもあるのですが。

映画を見てると、そうばかりではないなと思ってしまったり。

まあ、20世紀の生んだアルゼンチンのスーパースター、ディエゴ・マラドーナの一面を見て見るのもいいのでは。

自分の人生もそう悪いものではないと

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