新宿シネマアート 2000年代見逃し韓国エンターテイメント映画を振り返る

新宿シネマアート『のむコレ』のポスター映画館

新宿シネマアート 2000年代見逃し韓国エンターテイメント映画を振り返る。いい企画だと思います、もう一度時代というものを考える時、今の時代との差異を考えてみるのも一考かと。何か新たな発見があるかも。

3月19日(金)より「のむコレ番外編 韓国映画チェゲボン トゥクチブ」

新宿シネマアートにて5/13まで開催されております。https://www.cinemart.co.jp/theater/shinjuk

「チェゲボン トゥクチブ」とは韓国語で「再上映特集」のこと。1997年から2012年までに公開された韓国映画の中から、選りすぐりの作品がラインナップされております。

その中から今回は、二宮和也主演でリメイクもされた、2005年製作『マラソン』を鑑賞いたしました。

映画『マラソン』

韓国映画『マラソン』のチラシ

実話に基ずいて作られた作品です。

自閉症の青年が、走ることが得意という才能を生かして、マラソン大会に挑む過程が描かれております。

自閉症、あるいは知的障害のある方が生きて行くことの困難さ、家族の苦悩というものが伝わってきます。

日本でもそうですが、障害者に対する理解はやっと始まったばかりではないでしょうか

その点では、作品の作られた頃はまだまだ周りの無理解、それに苦悩する家族の様子が、痛々しいです。

今の時代でもまだまだ先進国に比べて、数段後れているのではないでしょうか。

家族が問題を抱え込んでしまう。

そんな、苦しさが、伝わってきます。

障害児とのかかわりが家庭生活の大部分を占めてしまう現実

家庭内での疲労、家族間での温度差、やがて家庭の崩壊の危機

そんな問題を考えさせられます。

それだけ、障害児を持った家庭は大変だということ。

主人公の母親の台詞で「私の望みはこの子より一日ながく生きること」というくだりがあります。

母親が、犠牲になっているとともに、かなり一人で問題を抱え込んでる印象があり母親の強い願望が他の家族との亀裂になっている様子が伺えます。

障害児とかかわってみて感じること。

私も、訪問介護をしていて、何人かの知的障害者や自閉症児との関わり合いがあります。

確かに難しい面が多いのも確かです。

自閉症の12歳の少年を放課後の学童保育から自宅まで送り届けるサービスをしてるのですが。

彼が、電車の中や所かまわず、性器を出したがる、また実際に出してみせることに困ってます。

9歳の頃からお世話しているのですが、思春期を迎えてその行為の頻度がふえてまいってます。

小さいころなら、笑い話でも済むのでしょうが、平均より彼は体が大きく170cmあるものですから、笑い話では、すまなくなっております。

事業所や母親ともお話するのですが、学校でも性の問題はタブー視されて真剣に取り組んでない様子

さらに、最近では、学童保育でほかの子に露出した性器を押しつけるなどエスカレートしております。

私にできることは、ただ根気よく人前ではしてはいけないことだと繰り返し教えることだけです

しかし、母親の苦悩はいかばかりでしょう。

学童保育から苦情が行けば、対処しなければなりません。

周りの助けが必要

母親一人に問題を押し付けるのは考えものです。

周りの助けが常にないと。

それと、社会の理解と寛容さが大事だと思うのです。

確かに、彼の行動は困ったものなのですが。

社会の中で多様性を認めあうことの大事さとでもいいますか。

作品を鑑賞すると、その思いが強く湧いてきます。

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