『トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリーヤング』本当に英雄?

映画『トルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリーギャング』ポスター映画館

何処かノンビリした都会と田舎が混在する白人国家、コアラやカンガルーののどかなイメージ。私がオーストラリアと言われて浮かんでくるのは、そんなことくらいか。しかし、白人の移民によって作られたこの国には、ここに至るまで過酷な歴史があったことを知りました。

オーストラリアの英雄だそうで

映画『トルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリーギャング』のポスター

というか、作品にたいする基礎知識がまったくなかったので。

テッドケリー(1855~1880)オーストラリアの盗賊で無法者。

しかし、権力に反抗した生涯は、義賊として扱われるというか。「ケリーの様に勇敢に」というのが、オーストラリアでは一般的なようで。

日本でいうと、貧しい農民の為に立ち上がった、江戸時代の佐倉宗五郎とかちょっと違うけど坂本竜馬とか。

いわゆる、弱い者の味方としての英雄とでもいいましょうか。

テッドケリーは、そんな位置付けになるのでしょうか。

作品は、題名にもあるように、そんなテッドケリーは、ほんとうはこんな人物なんだよというお話です。

しかし、かの地では、英雄でも遠く離れた私たちにすると、あずかり知らぬこととでもいいますか。

作品を見ていても、ああそんなもんですかね、というのが実感で。

だって、オーストラリアの人に佐倉宗五郎とか坂本竜馬と言ったってピントこないでしょ。

実際のテッドケリーは、こうだったんだよと語られても、元の英雄としての人物像を知らないのだから、ピントこないですよね。

作品が駄作かと言えばそうでもないんですよ

映画『トルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリーギャング』の一場面

見どころは、いくつかあるでしょうが。

なんといっても、1800年代に渡ってきた、アイルランドの移民のオーストラリアでの壮絶な貧しさがこれでもかと。

なかなか言葉だけでは言い表せないですが。

オーストラリアの広大な大地における貧しさとは。

西部劇で見るような無法地帯とはどんなものなのか。

そして、そこで生きる家族達の日常とは。

それらが、掛け値なしに生々しく。

残酷なまでに迫ってきます。

まさにこれは、映像でないと体験できないですね。

その意味では、一見の価値はあるかと。

『トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリーヤング』公式サイトhttps://kellygangjp.com/

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村

コメント