『シンプル・アクシデント|偶然』万事控えめな表現に感じる日本的感覚

映画『シンプルアクシデント』ポスター 映画館

欧米列強の下で、あるいは同じアラブ諸国そして内戦。つねに、戦火で生きてきた人々の長い歴史の中で作られた庶民の生活。それは、言いたいことは言えずに、表現は控えめ、あるいは遠回し。だけどこの人たちの持つ力は信じがたいほど強靭だ、トランプは強敵を相手にしてしまった。

なんの予備知識もなく鑑賞

見ているうちにどうも中東が舞台

ああイランの話ですか

のんきなんですが

アクシデントの原因とか

いろいろ深い問題があるんですが。

声高に叫ぶこともなく

ともすれば、こちら側から推測しなくてはならないとか。

いかにも日本的な映画だな

なんて勝手な解釈してたんですが。

イランという国について、少し調べると

それも納得。

漁師

言いたいことの言えない国

日本的、日本と感覚が近いと思っても

なぜそうなのかは、大きく違うようで。

日本は島国、和を重んじる、目立たないように生きるとか

あまり好きな言葉ではないんですが「空気を読む」とか

まさに、島国の小さい共同体とでも言うべき、村社会。

イランの場合は、かつては世界の中心的位置にいた。

その後、欧米列強の下で豊かな資源をめぐって思惑の入り乱れる国

自主的独立と言っても、複雑に絡む宗教。

欧米と一定の距離をもってしても

あらゆる政権下で庶民は右往左往

そんな歴史の中で、人々が生きる知恵として編み出した抑制の聞いた言葉

本音を言えば危険

そんな、政権下で生きる生き方を脈々と続けてきた人々。

いつも泣きを見るのは庶民

この映画を見ていると

つくづくとそんな気持ちになる

自らの感情を抑えつつ、平和な日常を望む庶民。

そんな庶民の悲しみが伝わってくる。

今回のアメリカの砲撃で、亡くなった小学生

まさにそんな火薬庫のような地域での息遣いが苦しい

映画『シンプル・アクシデント|偶然』関連サイト:https://www.bunkamura.co.jp/cinema/lineup/26_itwasjustanaccident.html

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