ーネタバレを含みますー
う〜ん一番悩むんだよなこういう作品。肝心なところは観る側にまかせる、最後まで結論はでてこない。良いのか悪いのか、そういった解釈は成り立たない制作方法なんだなど。そう思うしかないですね、好みの分かれる作品ではあります。
肝心なところで眠くなりました。
精神分析という分野。
「そういう治療法もあるんだ」
その程度の認識しかなかった私には、
かなりハードルの高い作品でした。
物語は、精神分析を受けていた主婦が自死し、
その原因を探ろうとする精神分析医の話です。
医師は、主婦の治療時の録音を聴き返しながら、
その死の真相に迫っていきます。
ところが途中から、主婦の過去と医師自身の過去が入り混じり始めます。
「あれ、この作品は主婦の問題を描いているのか。それとも医師自身の問題を描いているのか」
そのあたりから主軸がわからなくなり、
しっかり集中して観ていないと話についていけなくなりました。

「もうどっちでもいいかな、面倒だな」
そんな気持ちが湧いてきたところで、睡魔に襲われるという悪循環です。
それぞれの「謎」も、私には最後まではっきりとは理解できませんでした。
母親の死の原因を知ろうとして医師を訪ねる娘。
娘が持ってきた母親のメモ。
さらに、医師が図書館で図書カードを調べようとする場面。
それらが何を意味しているのか、最後まで明確には示されません。
ただ、それを「あえて説明しない」のが、この作品の狙いなのかもしれません。
死の原因を探る過程で、今度は医師自身の無意識や過去が浮かび上がり、
本来の「主婦の死」というテーマさえ曖昧になっていきます。
おそらく、この映画は観客自身が想像力を働かせ、
空白を埋めながら観る作品なのでしょう。
残念ながら、私には少し力不足でした。
ただ、こういうタイプの映画が好きな人には、
きっと深く刺さる作品だと思います。
最後に一つだけ。
この映画を観るなら、寝不足だけはおすすめしません。
映画『プライベート・ケース』公式サイト:https://cinema.starcat.co.jp/private-case/


コメント