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村上春樹原作『ドライブマイカー』カンヌ映画祭4冠で鳴り物入りで公開

カンヌ映画祭4冠、原作村上春樹となれば見逃すわけにはゆかない作品となるのではという期待感を胸に映画館に。出来栄えはカンヌがお墨付きくれたことだけのことはありますね。日本映画界で現在できうる限りの渾身の一作ということでしょうか。
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『虎狼の血 LEVEL2』公開前に改めて前作『虎狼の血』を見てみる

東映お得意の分野で、スマッシュヒットをした前作『虎狼の血』、今回続編が公開されるので改めて前作を見直してみました。やはり面白いですね、人間の本性むき出しの登場人物。わかりやすいといえば、わかりやすいのです。それだけ現代の人間は表情がなくなったのかな。
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近いけどよくわからない国、台湾、自由を勝ち取るまでの黒歴史『返校』

自由というものがいかにいいものか、そしてそれを手に入れるのはいかに大変なのか、そんな思いを新たにさせてくれる作品です。舞台は、1960年台の台湾の高校での出来事。アジアの中では、優等生で安定している台湾がいかにしていまにたどり着いたか。考えさせてくれる作品です。
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『少年の君』中国一般公開の作品としては、制約を受けながらも秀逸

現政権下で良くここまで描けたと感心する『少年の君』、現代中国の学歴偏重社会が生み出す悲劇と殺伐とした青少年の心。日本とてもはや夢を持ちずらい社会ではあるが、どこかやるせなさばかりが残る。
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『パンケーキを毒味する』いざ食してみたら毒だった、もう手遅れ?

東京オリンピックというパンケーキに酔いしれているうちに、ふと気づいたらなんかこの味おかしいぞ、なんか変な後味がのこるな。しかし、パンケーキの提供者は、難しいこと考えずに今を精一杯楽しんでくださいと言い。本当にそれでいいのだろうか。
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インドの鬼才リジョー・ジョーズ・ベッシーリ監督『ジャリカットゥ牛の怒り』

インドの鬼才リジョー・ジョーズ・ベッシーリ監督の娯楽映画とは一線を画す作品。かと言って、難解極まりないというわけではないのですが、モチーフに聖書の『ヨハネの黙示録』が出てきますので、それなりの深読みが必要となるかも。
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アメリカインディーズ映画から『オールド・ジョイ』繊細な心の動き

日本ではあまり馴染みのない、アメリカインディーズ映画の女王ケリー・ライカート。その代表作4作品が公開されております。決してメジャーな作品群ではありませんが、私達が普段はお目にかかれないアメリカが違った方向から見えてまいりま。
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『ライトハウス』むき出しの人間の弱さを極限まで描き切った作品

極限状態に置かれたら人間は、そんな問いに答えてくれる作品です。いかに人間は弱い存在か、これでもかこれでもかとカメラは逃げもせず描き出します。けっしてそれは心地よい画像ではありませんが、多分これが事実なのでしょう。逃げ場のないという事は、本当に恐ろしい事です。
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もはや映画の中でしかありえない父親の復権か『Mr.ノーバディー』

60'sのナンバーにのせて、うだつが上がらない父親が水戸黄門様のごとく暴れ回る、痛快アクション映画『Mr.ノーバディー』。アメリカのお父さん達も、もはや家庭内ではその存在感や居場所も危ういのでしょか、せめて映画の中だけでも、ジョン・ウェインの様に。
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『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』クライシスムービー期待したのですが

前作『クワイエット・プレイス』の続編、音を立てるお襲ってくるエイリアンに乗っ取られた地球で生き延びる一家の物語。いよいよエイリアンとの対決の場面を迎えます。クライシスムービーの秀作となるか、ただの怪獣映画で終わってしまうか、見てのお楽しみ。