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『聖なる犯罪者』 聖職者になりたかった少年

少年院帰りの為に神父になりたくてもなれない少年。しかしひょんなことから神父になりすましてしまいます。ポーランドの片田舎、村社会。そんな中で、神父として村人とかかわって行く姿。彼は本当に神父なのではと思ってしまいます。何とも不思議な感覚です。
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『ジャスト6.5 闘いの証』イラン社会の犯罪をリアルに描いた作品

日本という平和な国に暮らしていると、本当にこんな社会があるのかと思ってしまう、そんな世界の物語。イランという国を中々体験することは出来ないですが。そんな国の一面を見て見ることが出来るのも映画のいいところ。『ジャスト6.5 闘いの証』が熱い。
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『ヒッチャー』ニューマスター版 1986年公開からよみがえる恐怖

35年ぶりに『ヒッチャー』がニューマスター版で再上映されています。公開時の衝撃、薄気味悪さは群を抜いていました。今なぜこの映画が再上映されるのでしょうか、もう一度作品を見返すと、過ぎ去った時代とともに私たちが置き去りにしてきた物が見えてきます。
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映画『ソングトゥソング』その華麗な宣伝文句につい魅せられて鑑賞

映画『ソングトゥソング』そのキャッチコピーにそそられて、期待して鑑賞したのですが、僅か10分で降参という悲しい結末に、後はひたすら映画が終わるのを待つという悲惨な結果になってしまいました。分かる人にはわかる映画なのでしょうが、私には不向きな作品でした。
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『ニューヨーク親切なロシア料理店』 邦題がいまいちですがいい映画です

夫の暴力から逃れて、ニューヨーク、マンハッタンで奮闘する親子。悲しいまでに世の中は一家に冷たい。しかし、世の中は捨てたものではない、人間は所詮弱いもの、その弱さを握りしめた人達が一家の味方になってくれる。
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『アンダードッグ』 森山未来 最底辺から這い上がる者たち

コロナ禍で暗い世相の中厳しい映画界で、日本映画が頑張ってます。2020年ラストに見た『アンダードッグ』も見事な作品でした。人間がよく描かれております、弱さを持った人間が自らの弱さと向きあい葛藤するところが熱い作品です、ボクシングのリングがそれを象徴しているかのようです。
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映画『ベターウオッチアウト』クリスマスの侵略者 イカレ方が抱腹。

歴史に残るであろ、2020年と言う何ともやりきれなさの残る時代にふさわしい作品?、『ベターウオッチアウト クリスマスの侵略者』このB級映画が大いに受けます。先の見えない時代で何かを忘れさせてくれる、それも真剣なストーリーではなくてかなりいかれたお話で。
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『AWAKE』将棋が解らなくても面白い映画、負けて潔い吉沢亮

ひたむきに突き進むことが如何に美しいか、そんな若者を吉沢亮が清々しく演じてる映画『AWAKE』。AIとプロ棋士の対決を軸に進んで行くお話ですが、将棋が解らなくても十分楽しめるエンターテイメント作品に仕上がっています。こんな時代ですから作品から元気もらいましょう。
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韓国映画『クローゼット』 そろそろ韓国映画もマンネリ化してます

コロナ禍で停滞する映画界を象徴するような韓国映画『クローゼット』、本国NO.1ヒットのふれ込みなんですが、マンネリ感は否めません。やはり製作現場でも思うような作品が作れない現状なのでしょうか、韓国に限らず今年は小粒な作品が多かったのでは、2021年に期待しましょう。
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『無頼』井筒和幸監督 任侠映画というよりも昭和へのオマージュ

井筒和幸監督の8年目の映画作品『無頼』が公開されました。作品名からもっとどぎついヤクザ映画を想像したのですが、中身は昭和と言う過ぎ去った時代への監督のオマージュが込められておりました。もしかしたら私達は捨てなくてもよかったものを置いてきてしまったのでは。