映画館

クリントイーストウッド特集35mmフィルム上映国立映画アーカイブ

御年90歳になられたクリント・イーストウッド、昨年は『運び屋』で監督・主演と大活躍ですが。彼の35mmフィルムの作品が2000年前後の作品を中心に国立映画アーカイブで、フィルム上映されております。アメリカ映画の古き良き時代世代の作品を楽しんで下い。
映画館

映画『ストックホルム・スタイル』に見る、ストックホルム症候群。

なぜ人質は、犯人を助けたり、犯人に有利な証言をしたりするのでしょう。映画は1973年に起きた事件を通してそんな心理に至ってしまう姿を映し出します。そこには、簡単には計り知れない人間という生き物の不思議さというものが見えてくるのですが。
映画館

『ミッドナイトスワン』 トランスジェンダー役草彅剛の怪演。

トランスジェンダーという難しい役どころを草彅剛は見事に演じきった。なをかつ叔父として恵まれない姪の成長期に深く関わるという難しいところではあるが、さすが演技には定評のある彼そこにトランスジェンダーとして生きる者の悲しさを浮き立たせてくれた。
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『少女ムシェット』どんな境遇でもなを生き続けなければならないのか

1967年仏作の映画『少女ムシェット』、白黒の作品ですが、そこには14歳の一人の少女の悲劇が語られております。今の時代では、想像もできない極貧の生活の中で、希望を失ってゆく少女の悲しい物語。似たような悲劇は今の時代でも起きているのではないでしょうか。
歌舞伎・お芝居の世界

歌舞伎座11月公演 顔見世興行 どの演目を見るのが楽しめるか。

コロナ禍での初の歌舞伎座顔見世興行、4部制と演目は並んでいますが、決まりきった役者がお馴染みの役を演ずる、2部、3部を外して、1部と4部をおすすめします。チャレンジャーとしての緊張感が感じられ、何をやってくれるのか期待させてくれます。
映画館

アニエス・ヴェルダの二作品「ジャック・ドゥミの少年期」「落ち穂拾い」

2019年に90歳でこの世を去った映画監督アニエス・ヴェルダ、ヌーヴェル・ヴァーグの祖母と言われる彼女の晩年の二作品、衰えを知らない創作への意欲、みずみずしいその映像、映画を愛した彼女の映像に対する情熱を改めて感じさせる珠玉の作品。
歌舞伎・お芝居の世界

国立劇場歌舞伎公演11月 歌舞伎座の顔見世興行より興味深い舞台

例年歌舞伎座公園は恒例の顔見世興行を迎える11月で話題はそちらに取られると思うのですが、なかなかどうして国立劇場11月歌舞伎公演が魅せてくれます。現役歌舞伎俳優では、東西の横綱を昼夜に持ってきて見事な演出。二世中村吉右衛門と十五世片岡仁左衛門
映画館

中国映画はつまらない『薬の神じゃない』も政府に気を遣った作品

今やハリウッドに次ぐ映画産業に発展した中国映画。しかし歯の中身はあくまでも政府の許可のもとに作られるもので、その表現には制約ができてしまう、果たしてそんな中で世界に通用するよな作品が生まれるのだろうか、『薬の神じゃない』も残念な作品。
お散歩びより

皇居散歩と国立伝統芸能情本館 芸術の秋にふさわしいコース

皇居は都心部でも緑多く良い散歩コースですね、一周しなくても日比谷から九段下までの半周コースに途中休憩も含めて、国立伝統芸能情報館を選べば、芸術の秋と千鳥ヶ淵も含めた程よい散歩コースになりますよ。
映画館

映画『ムヒカ世界で一番貧しい大統領から日本人へ』は耳の痛い贈り物

80歳を過ぎてなお精力的に活動する南米ウルグアイの大統領ムヒカ、映画は彼が大統領であったころから現在に至るまでの足跡、演説、生活ぶりを通して現代の消費優先社会に対する痛烈な批判を浴びせます。本当の幸福とはなんなのか一人一人考えて見るべきでは。