世界的に不穏な空気の流れる現代、いやいつの時代も戦いのない時代などなかった。しかし、避けようと努力すれば避けられた戦いもあったのではないか、その努力を極限までしたんだろうか。たとえそうであっても戦争だけは避けたい、そう思わせるほどリアルな映画だ
リアルな戦場
そう表現したらいいのだろうか
戦争体験のない者にとっては、
そう表現する以外にない。
一人ひとりの兵士の目線で描かれているからか
まるでその場にいるような緊張感が伝わってくる。
戦闘場面が、痛々しい。
こういう体験は、映画だけにしたい
あまりにも残酷で
一人ひとりの兵士に及ぼす影響
戦死すればそれまでだけど
たとえ生き残っても
その傷跡は、永遠にきえない
身体的にも、心の中にも
それらを含めてこの映画は、リアルに戦争を切り取ってる。

アメリカという保安官
1980~2022年までのアメリカの海外派兵の回数を調べると
大規模なものだけでも10数回
冷戦終結後だけでも小規模なものまで含めると250回という数字も出てくる
派兵を決定するのは、あくまでも大統領だけど
実際に戦闘の場に立つのは
あくまでも一人の兵士
つまり一般市民から徴兵、あるいは志願したもの
つくづく日本は、平和で良かったと思う。
「戦争を知らない子どもたち」
1970年にヒットしたジローズというグループの曲
「戦争が終わって僕らは生まれた 戦争を知らずに僕らは育った」から歌詞が始まる。
そう、子供の頃口ずさんだ記憶がある。
親は、もちろん戦争を経験した世代。
平和が一番
どんな理由があるにせよ、戦争をしてはいけない。
そう聞かされて育った。
やがて、大人になり結婚して子供を設ける。
戦争を経験したことのない親に育てられた世代が、社会の中心になってゆく。
だんだん戦争の悲惨さが、絵に書いたもののようになってゆく現代。
さあ、これからどうなるんだろう。
ただただ不安でしかない。
250回も派兵している国では、それが一つの産業として機能しているのだから。
映画『ウォーフェア』公式サイト:https://happinet-phantom.com/lineup/2248/

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