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映画『天国の日々』なんとも皮肉なタイトルと贅沢な映像美のアンバランス

贅沢という言葉しか浮かばない、こだわりの映像美に仕上げた作品『天国の日々』。でもどうしても『風と共に去りぬ』を思い出し比べてしまう。あまり意味のないこととは思いつつも、両作品に共通するのは、製作にたいするこだわりだろうか。
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『ジェリーの災難』独居老人にふりかかる悲劇これからも増えるだろう

日本での特殊詐欺の被害額は、2024年度で約450億円。とんでもない数字だ、とくにお年寄りの被害が深刻だと、この映画を見ているとしみじみと思ってしまう。いつの時代もなくならないであろう詐欺、自分だけは大丈夫だと思わず、一人だけで大きな決断をしないことだ。
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『教皇選挙』義人はいないと聖書では説いてますが、まさに地でゆく。

人間は、所詮どこまで行っても人間にすぎない、そんな言葉が聞こえてきそうな作品です。それでも前へ進まなければならない、決まらない教皇に監督の出した答えは、一つの方向性を示したのでは。
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『ケナは韓国が嫌いで』想像だけど、生きづらい国なんだろうなとふと

ある意味モラトリアム映画だろうか、若いうちは大いにあっていいと思います。ただ、日本社会は、新卒カードという言葉があるように、やり直したり遠回りすると就職には不利になるのも確か、このあたりが難しいなと思うんだけど、選択はあくまでも本人だからな
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『おんどりの鳴く前に』最初このタイトルの意味することが、わからなかった

ふとしたことで、今まで目をつむっていた不条理に我慢ならなくなるときがある。その時不条理に立ち向かうか、目をつむるか、そんな経験人生にありませんか。そこまで大げさではないけど、それに近いことはあるはず、そんな時にどんな行動と取るだろうか。
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『みんな笑え』芸人の悲しさ、それは人間そのもの人間らしい笑いと涙

映画『みんな笑え』人間の弱さが、とことん描かれている、そこがいい、。本来人間は弱いものだから、そこを虚勢はって生きる人間のいかに多いことか。「皆さん肩の力抜きなさいよ」そんなセリフが、聞こえてきそうなとても素敵な作品、明日が開けてくる気分にさせてくれる。
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危険の増した現代社会『市民捜査官ドッキ』この真似はできないよな

映画『市民捜査官ドッキ』電話での詐欺に引っかかった女性のその後の奮闘が、すごい。実話に基づくというところが、さらに興味をます。できれば関わりたくない事案だ。だけどいつ自分がそうなるとも限らないのが、現代社会ネット社会の恐怖だ、ため息が出る。
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『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』 トランプの実像

人には、持って生まれた性分というものがある、それが、その後どう変化してゆくのか、そのきっかけとは。トランプは、不動産屋の小倅に生まれた、アメリカ経済の復興とともに彼は、のし上がった。誰と出会い、なにをなしてアメリカ大統領まで上り詰めたのか。
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『アイ・ライク・ムービーズ』あるカナダの高校生の青春白書

ーネタバレを含みますー『I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ』青年期特有の自らの万能感を持った、ちょっと変わった高校生。社会は、そんな甘くないよと、したり顔で言いたくはない。だって、自分だって似たような所通ったよな、そんな懐...
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『アウトサイダー』コッポラの青春、あなたも同じですか違いますか。

フランシス・フォード・コッポラ『アウトサイダー』、アメリカの青春映画の定番的作品が、再編集版で上映されている。今も昔も多分変わらぬ青春の風景だと思いたいんだけど。今の人にはどう映るのかな。私の青春時代も映画の様にカッコイイわけではなかったですが。