全米17州で300人以上を殺害されたと言われる、ヘンリー・リー・ルーカス。映画『ヘンリー』は、そんな彼の異常な日常を延々と描いております。まるで、日々の行動のルーティンの様に殺人に及ぶルーカス。そんな異常な性格が整然と描かれる、驚きの作品です。
≪狂人暴走・大激突≫過激なキャッチコピー
ポスターでつい怖いもの見たさで見てしまいました。
作品は『ヘンリー』。
ブログアップするころは、ロードショウも終了していますので、興味のある方Amazonプライムビデオでお楽しみください。
映画『ヘンリー』
実在の殺人鬼、ヘンリー・リー・ルーカスの物語です。
全米17州で300人以上殺害を繰り返した、連続殺人犯です。
300人以上というのは、実際に殺人罪で立件されたのは9件でしかありません。
ヘンリー自身は約3000件の殺害を自供しているのですが、虚言癖の為その数字は、当てにはなりません。
実際には、360人程度の殺人をしたのではと言われております。
尋常な数字ではないですね。
そんな彼も死刑の延長を繰り返し、2001年テキサス州ウィリアムソン郡ジョージタウン刑務所で心臓発作で死亡しております。
64歳没、遺体の引き取りに来る身内はいなかったとのことです。
まるで、食事でもするかのように気軽な犯行
作品を見ていると、そんな印象です。
日常生活の中で、彼の中では、ごく当たり前に殺人がおこなわれます。
その原因は、彼の成育歴にあるとされ。
作品の中でも語られますが、そんな環境ならこんな人間も生まれるだろうなと感じます。
いわゆる、人格障害でしょうか。
人間は、育て方でいかようにもなるとつくづく感じます。
快楽殺人、性的欲望と殺人が密接にからんでおります。
彼は、後の『羊たちの沈黙』の連続殺人犯。ハンニバル・レクター博士のモデルになった一人です。
人間のもつ異常な面を集約したような人物、ヘンリー・リー・ルーカス。
これも一人の人間なんだということを映像で確かめてみては。
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