よい意味での期待外れ『本当の目的』、男社会への復讐劇が子気味よい

映画フィルムのイメージ画像 映画館

女性とは、立場の弱い者。男社会は、中々その自分たちに都合の良い権利を行使しようとします。日本社会でもいまだにというか、根強く残る傾向です。舞台は、ヨーロッパの片田舎、そんな虐げられた女性二人のとった行動とは。世の男性諸君うかうかできませんよ。

2015年マケドニア製作

Amazonプライムビデオでこの作品を発見して。

これが、意外といけました。

まだ、DVD全盛時代、TUTAYAの棚からいけそうな作品を選んで、その作品が思いのほか良かった

そんな感じでしょうか。

Amazonプライムビデオでは、なかなかそういう作品には、あたらないのですが。

まあ、みっけもんといったところでしょうか。

舞台はマケドニア

ヨーロッパの発展からは取り残されたかのような地域

古い、因習がいまだに根強い。

そんな雰囲気が、画面からもつたわってきます。

男社会なんてなくならないよ。

そう思わせるような、設定と片田舎が舞台。

主人公の女性二人が、やるせないですね。

ひとりは、都会で娼婦。

方や、12歳のころに故郷で自分に起こった事件から抜け出せない女性

この二人が、ひょんなことから出くわし。

互いの傷の修復と、男社会への復讐へ。

このあたりが、自然で共感できます。

そこは、ヨーロッパの片田舎でしょうか。

男社会というのは、つくづく男にとってよくできてますね

娼婦だってそうでしょ。

男の欲望の処理の為に、いいように扱われる。

傷つこうが、おかまいなし。

もう一人は、12歳で受けた暴行で、その痛みを引きずり続ける。

加害者の幼馴染は、ただ子供時代の出来事だととりあわない。

マケドニアも日本と変わらないなと。

真に豊かな社会が訪れるのだろうか。

そんなことを考えてしまいます。

男女共同参画とか男女平等とか、言葉だけの日本社会。

その実、いまだ根強い男社会の不条理、不合理

ため息が出てしまいそうですが。

さあ皆さん、特に女性の方達この映画に励まされてください。

男性の方達、大変なのはあなたたちばかりではないのですよ。

そう、映画の主人公達のとった行動のように。

いつか、復讐されますよ。

その解決方法は、過激かもしれませんが。

そこは、あくまでも映画。

いいですね、世の中の弱者たちに元気をくれます

Bitly
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