オウム問題はまだ終わっていない、荒木浩オウム真理教広報部長『A』

映画『A』ポスター映画館
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地下鉄サリン事件に代表される、オウム真理教の関係した事件とその後。20年以上たった今も、その被害者を始め、事件そのものとその解決にほ程遠いと感じされられます。これからもこれと類似した事件は起こるだろうなと考えるとき、ただため息ばかりが。

国立映画アーカイブ『A』 1990年代を映画で振り返る企画上映

国立アーカイブス企画上映ポスター
https://www.nfaj.go.jp/exhibition/

今回上映されたのは、1998年のドキュメンタリー、監督森達也

映像は、1995年に起こった「地下鉄サリン事件」に代表される。一連のオウム真理教教団による事件の直後の教団の動きを追ったもの

そこで、とうじょうするのは、教団の広報部長荒木浩

大阪府出身、京都大学文学部卒業、京都大学大学院中退の超インテリ。

彼は、映画の中で、教団の他の信者もそうだが、一貫して、まだ裁判の途中であり、真実は何一つ明らかになっていない。

そして、麻原彰晃の教えは、生きており

あくまでも、自分たちは、その教えを受け継ぐということ

映像の中では、一連の教団の起こした事件にたいしての謝罪の言葉はない

なぜなら、裁判の途中で何一つも明らかになっていないから。

いかにも、インテリの模範的回答だ。

教団の信者も、学歴の高いインテリ層が多いのも特色。

なぜか、日本の新興宗教には、このタイプが多い。

事件後に、一橋大学で行われた、荒木浩の講演にも、学生達は、比較的好意的ととれてしまう。

講演は、教団に対する破防法の適用が妥当かいなかが、主題であろうか。

結局は、破防法は適用されず、教団は存続することになるのだが。

適用にならなかったのはなぜか、その時の総理大臣が村山富市

そう、社会党委員長。

彼は、戦時中の公安警察と重ねあわせたのだろうか、他の自民党を中心とした閣僚の反対を押し切るかのように。

破防法の適用に難色を示し続ける。

それはそれで理解できないことではないが、その後の教団と現在を考えるとき。

何とも言えない気持ちになる。

現在の荒木浩

映画『AGANAI』のポスター

その後、オウム真理教の後継団体である「Aleph」の広報担当として、現在に至っている。

そんな彼の行状と考え方は、2021年に公開された映画『AGANAIhttps://himabu117.com/wp-admin/post.php?post=2762&action=edit

を見ていただければ、よくわかるはずです。

現在の彼の主張、いや後継団体の主張は、事件の事は裁判を通していろいろ明らかになった

しかし、それは、被告である事件にかかわった幹部たちの話である

そして、事件に関して、麻原彰晃は、何一つ語っていないという事

つまり、麻原彰晃が、かかわっていたかどうかは、わからないという論理。

見事な合理化である。

だから、麻原彰晃の教えは今も生きているということになるのです。

そして、ここが一番大事なのですが、彼は事件に対する謝罪は、過去も現在も一言もないという事です。

たとえ、破防法の適用が適用され、オウム真理教に解散命令が出たところで、第二、第三の新興宗教は生まれただろうなと考えられるのですが。

地下鉄サリン事件を始めとした、オウム真理教事件の被害者への救済が、遅々として進んでいないこと。

後継の団体もその返済義務に対して、協力的とは言えないこと。

もちろん、これらの質問を荒木浩さんにぶつければ、先の回答のように、見事なまで論理化された回答が得られることは、間違いないのでしょうが。

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