ーネタバレを含みますー
上映後のトークショーで、現役のボディビルダーの話を聞いているとこの競技のことが少し理解できた。知らない世界がこの世には実に多いことか、とにかくこの競技に対するリスペクトと関心が湧いてくる。
ボディビルというカテゴリー
映画を見て、その後のトークショーの話を聞いて、納得した。
こんなにストイックな世界なんだと。
完璧な肉体を作るために自分を追い込んでゆく。
過激なまでのトレーニングと節制・計画された食生活。
その上で成り立つ競技。
ここまでやるとは知らなかった。
まさに、言葉は適切ではないけど、ナルシズムの極致。
トレーニングを積み重ねながら、自分だけの世界にのめり込んでゆく主人公が怖い。
やがて、自分が感じている事が、相手もそう思っていると信じて疑わない。
なぜ、こんなにも思っているのにあなたはわかってくれないの。
ある意味、子供のままの感情。
そう主人公は、精神的に大人に成りきれていない。
精神の成熟を妨げた家庭環境と貧困が、痛々しい。

「アンガーコントロール」というキーワード
主人公が、カウンセラーだろうか、彼の福祉担当員だろうか、そんな女性から冒頭に投げかけられる彼の性格。
病的なまでの思い込み、ボディビルダーというストイックで自分を追い込んでゆく生活、そしてアンガーコントロール。
この3つを上手く素材として映画にした、大したものだ。
主人公のひたむきさが痛々しい。
怒りがコントロールできないんだ。
一つ一つの要素は、一般人からしたら馴染みのある要素ではないけど。
この主人公に凝縮してゆくことで、映画は成功している。
映画『ボディービルダー』公式サイト:https://transformer.co.jp/m/bodybuilder/

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