『ボクたちはみんな大人になれなかった』2021年公開の日本映画ではNO.1

映画フィルムのイメージ画像 映画館

森山未来の主演の映画が面白い。不器用だけどひたむきに生きるそんな役どころがとてもあっている。2020年の『アンダードッグ』、そして2021年の『ボクたちはみな大人になれなかった』どちらもいい。『ボクたちはみな….』は映画でコロナ禍を上手く使ってる。

あくまでも私的見解ですが。

2020年公開の日本映画では『アンダードッグ』がNO.1だった

そして、今年は『ボクたちはみんな大人になれなかった』

どちらも、森山未来主演

自然な演技がいいよね、自然さが作ったものでなく、それこそ自然に

それでいて、しっかりと画面で存在している。

ボクたちはみんな大人……』は、コロナ禍の現代のサラリーマンの主人公。

その彼が、過去に、1990年代あたりまでさかのぼって行くお話。

時系列が逆になった物語。

テレビのテロップを製作する会社で働く主人公。

ただ、消費されるだけの仕事と自分の生活。

独身、人生になんの結果を残せない無念さがにじみ出ている。

ただ生きてゆくだけでも大変だよ。

題名にあるように『大人になれなかった…』とあるんですが。

パラサイトでない限り、生活して行くだけで十分えらいと思ってしまうのですが

主人公は、まず非正規として人生をスタート。

やりたいことを形にすることができぬまま。

できたばかりの、広告制作会社に就職。

といっても、テレビのテロップをつくる会社。

立ち上げたばかり、単価の安い仕事を寝る間も惜しんでこなす毎日。

恋人ができて、わかれて、時代は流れ、気が付いたらコロナ。

ふと振り返ると、自分はいったい何をしてきたのかと。

でも、いいんじゃないですか、それだけでも十分えらいですよ

ひたむきに生きる主人公。

題名のように嘆くこともないと思ってしまうのですが。

主人公は、ひたむきに生きているし。

生活するだけの人生を悔やむこともないと

それだけ、生きてゆくのは大変だと思うのです

自己実現なんて心理学では言うけれど

仕事の現場で自分の好きなことだけできる。

そんなところはないわけで。

仕事は、所詮生活するためのもの

そう割り切ったほうが。

その仕事だけで、人生が過ぎていってしまってもいたしかたのないこと。

コロナという異変が起きた社会を映像にしている作品は、今回が初めて。

上手く使ってる、主人公が立ち止まるタイミングとぴったり合っている。

まだ若いんだから、できることはたくさんあるよと応援したくなる。

不器用だけど、ひたむきに生きる役が、森山未来に合っている

公式サイト:https://www.bokutachiha.jp/

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