映画『怪物』タイトルで惹きつけておいて内容は純文学パムドールでも

映画『怪物』ポスター 映画館

ーネタバレを含みますー

映画『怪物』カンヌでパムドゥールでもよかったよね、全部の参加作品見たわけではないけど、少年期の細やかな心の動きや切なさが痛いほど伝わってくる。だから題名も含めて直球勝負でも良かったよね、複雑な時代背景を盛り込んだあたりがしょうがないのかな。

オーソドックスなテーマなんだけど

見せ方と今風なLGBTという表現。

まあ、惹きつけるキャッチコピーは必要なんで。

それも今風ということになるのでしょうか。

少年同士の純愛。

言葉にするとなんか下世話な感じもしなくないのですが。

主人公の少年は、小学校五年生。

このあたりは、同性愛は普通でしょう。

同性愛なんて大げさな言葉使わなくても、ただ同性に惹かれるということで

洋の東西を問わず、この時期の少年の性的志向の作品は多々あり。

別に目新しくはないのですが。

それをLGBTやいじめの問題とからめたところが、心憎い。

性的志向や性自認はまださき

異性に関心が向くのは、この先だと思うのですが。

だから、主人公の少年が、別に同性愛と決めつけることもなく。

このあと、性的志向が、異性にむくことだって十分考えられることだと。

ただ、この年齢でも自分の性に違和感をおぼえるとなるとそれは別の問題かな。

性同一性障害は、判定も難しいし。

だから、主人公とその友達が惹かれ合うのもごくあることだと。

それを同性愛とさわぎたてるには、年齢的に早すぎると。

ただ、学校という現場では。

また子どもたち同士では、どうなっているんでしょうね。

情報過多な時代ですから。

漁師

純文学的にこの時期の少年を描いた

爽やかなラスト。

みずみずしい少年の演技や心の動き。

秀逸な作品だと思います。

映画『スタンド・バイ・ミー』や『少年時代』に匹敵するかな

ただ、多少カーブをかけた題名やキャッチコピーは、しょうがないかな。

直球勝負でもいいような気がするけど

映画『怪物』公式サイト:https://gaga.ne.jp/kaibutsu-movie/

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