『密輸 1970』韓国映画で日本に紹介されるのは、ほとんどエンターテイメント昨品ばかりになってしまいました。韓国得意な分野ですしそこそこ集客がありますから。でも、もっと違った作品、韓国映画の多様な面も見てみたいのですが、なかなか紹介されません。
急激な近代化の弊害
1970年代の韓国はまさにそんな時代。
政権は軍事政権。
民主化以前の韓国。
映画は、そのあたりにはあまり触れない。
ただその中にあって、近代化の弊害。
いわゆる、公害によって魚介の取れなくなった漁村を題材にしたのは。
あの時代を振り返る余裕が生まれたのか。
その時代を知らない世代が増えたのか。
かなり重たい空気に包まれた時代。
いや、民衆レベルでは、映画のように明るくたくましかったのかは、わからない。
題材としては、面白いと思う。
また、実際に映画のようなことがあったのかもしれない。
いまだに精算されない過去
韓国は、複雑な国。
民主化後も全軍事政権を引き継ぐ保守党と
北との関係が噂される民主党との政権。
単一民族国家と言われているが、地域同士の対立が根深い。
この対立がじつに複雑で、就職や結婚にまで影響する。
これらが、変わってきているとはいえ、そう簡単な問題でもない。
どっちが正しい、どっちが悪いとかんたんに決めつけることもできないし。
そんなある意味モザイク国家が韓国。
エンターテイメント映画作るのは、上手ですね。
日本に紹介される作品が、このジャンルだけなのでしょうか。
国家をあげて映画製作には、力を入れているお国。
そうなると、最大公約数的な作品が多くなるのでしょうか。
もっといろんな昨品が、紹介されればとおもいますが。
ただそうなると、興行的にという問題もかかわってきますから。
そう簡単には行かないのでしょうね。
韓国映画を見ていて思うのですが、上映時間が長いですね。
今回も2時間を超えています。
娯楽作品なら、私としては、90分にまとめてほしいと。
あとは、同じことの繰り返しになってたいくつに。
日本のテレビドラマも、以前90分ドラマが流行ったように。
エンタテイメント昨品は、そのあたりがいいのかも。
このあたりは、国民性とかもあるし。
いわゆるコテコテに詰め込むのが好まれるのでしょうか。
このあたりは、鑑賞者の主観ですが。
ただ、韓国映画の多様性を、今後の期待するところ
映画『密輸 1970』公式サイト:https://mitsuyu1970.jp/index.html
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