ーネタバレを含みますー
韓国映画『破墓パミョ』エンターテインメント作品なんだろうけど、どうも今ひとつ怨念のありどころがハッキリしない。年間興行成績第一位との触れ込みなんですが、それぞれの国民性の受け取り方で違ってくるのでは、『パラサイト』のような説得力を感じない。
『パラサイト』の興行成績を超えたそうですが
全く私の好みとなるのですが。
パラサイトのように、韓国社会の格差の弊害。
閉塞感。
そこを期待したわけではないですが。
もっと、人間の根源的悪とか。
救いようのない絶望みたいなもの期待したのですが。
エンターテイメント映画でした。
それはそれで、楽しめたらいいのですが。
なんでこれが、年間通しての興行成績一位なのか、理解に苦しむのですが。
韓国お墓事情と風水師、巫堂、陰陽師
なんか、オースルター勢ぞろいという感じで、化け物に対するのですが。
カルフォルニアに住む韓国人一家の依頼で、代々跡継ぎが奇病に襲われる原因の解明に。
どうも先祖の墓に何かあるらしいということで。
オールスターの登場となるわけですが。
そこには、韓国のお墓事情が。
先祖の墓は土葬。
いまでは、九割近くが火葬だそうですが。
真相を究明すべく、墓を掘り起こす。
さてどうなるのでしょか。
日本人向きではない
どうも、原因は過去の先祖の所業にあるようで。
先祖は、日本の占領支配時代に韓国を売った過去が。
さらに、その墓には、秀吉の朝鮮出兵時代の武将が。
それらが、精霊となり子孫に。
なんでそれが末裔に祟るのかがわからない。
朝鮮半島の怨念が、家族にと言うならわかるのですが。
あくまで、葬られているのは、支配侵略した側と協力した先祖。
なにが、子孫に取り憑くのかが、いまひとつ理解できない。
まあ、そのあたりは過去の歴史と真摯に向き合う問題で。
ただ、旧日本軍による朝鮮半島支配は理解するものの、秀吉の朝鮮出兵もそれに上乗せとなると。
歴史の時間に、ああそんなこともあったなぐらいの認識しかないので。
そのあたりは、侵略したものとされたものの意識の違い。
こればかかりはどうしようもない。
となると、見ていてどうも過去の日本侵略にその原因があるとなると。
なんか古傷に触られているようで、愉快ではない。
日本向けに作られた作品ではないからですが。
だから、日本ではヒットしないだろうなと。
KADOKAWAが配給他に関わっているんですがね。
映画『破墓』公式サイト:https://pamyo-movie.jp/
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