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ドキュメンタリー『台湾、街角の人形劇』

消えてゆく文化なのか、あまりにも悲しい、台湾人形劇『布袋戯(ホテイギ)』そこに語られる、多くの民衆の心の豊かなせいかつ、せわしない現代人が忘れてしまった、感覚や瞬間が確かにそこにはある、後世に伝えてゆくことは、大きな意味があると思うのだが。
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カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作『パラサイト 半地下の家族』

カンヌ国際映画祭の最高賞を韓国映画として初めて受賞と聞いて、本当ですか?、なんでいままで受賞がなかったのかが不思議に思えてくるくらい韓国映画はレベルが高かったのに。受賞にいたったのはなぜか最近変わってきた韓国映画の傾向をさぐってみる。
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映画『希望の灯火』旧東ドイツの現在、豊かさから離れた世界で

旧東ドイツのスーパーが舞台となっている作品、旧共産圏の国が資本主義に組み込まれて久しいが、いままで知らなかった人々の暮らしぶりはいったいどうなんだろう、日本には伝わってこない彼らの日常が淡々と描かれた秀作。
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ケン・ローチ監督『家族を想うとき』、イギリス社会はまだ恵まれてる

イギリスの労働者階級、いわゆる一般庶民の生活とは、そしてその直面する現実と問題とは、ある一家の懸命に生きる姿を通して現代イギリスの抱える不条理が浮かび上がってくる、しかしただ手をこまねいているだけでよいのか、必死にもがくが答えはいかに。
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映画『存在のない子供たち』

中東レバノンの貧民窟で生活するシリア人難民の一家を通して語られる物語、残酷であり、目を背けてしまいたくなる現実。しかし、そんな世界があることも事実であり、平和な国日本では想像もできない空間を見せてくれる作品、絶望感だけで終わらないのが、本作品。
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『怪獣映画』

私と映画とを結び付けてくれた、生まれて初めて映画館で見た作品、そして映画が庶民の娯楽としてその地位を不動のものとするのはなぜか、映画館という不思議な空間から醸し出される雰囲気から、その魔力とでもいうべき魅力を探る。