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映画『落下の解剖学』どうでもいい人には、どうでもいい映画。

映画『落下の解剖学』事故か殺人か自殺か、う〜んどっちでもいいかななんて無責任な声が聞こえてきそうな映画。まあ世の中で最も多い殺人の例が、夫婦間という統計もありますので。ただ、鑑賞中も感情移入できないのは、私的世界に終止するからでしょうか。
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映画『フィリピンパブ嬢の社会学』悲しくもおかしい人間らしい生き方

映画『フィリピンパブ嬢の社会学』豊かな国日本に出稼ぎに来る女性たち。知っているようで、知らない彼女たちの本音。そんな?の部分を探求する一人の大学生。ほぼ実話だそうですが、国も違えば習慣も違う、いろんな苦難を乗り越えて若い二人の進む道はいかに。
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韓国映画『梟』時代劇として可もなく不可もなし。まあ時間に余裕があれば

『梟』主人公は、盲目の鍼師、だけど暗闇ではかすかに見える、このあたりが謎解きの付箋なんですが、物語がありきたりで、お茶の間時代劇の域をでない。わざわざ時代を遡ってセットにもお金をかけて、そこに人間の性が映されないと、無駄な出費に担ってしまう。
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映画『罪と悪』あんまり悪人出てこないんですけど、どうなのこの題名

映画『罪と悪』題名に映画の内容が負けているな、人間の原罪にでも迫るのかなんて期待したのですが、出てくるのは悪ぶっても善人ばかり。ラストの処理もいただけない。限られた時間と予算の中で、とりあえず作品にしてみました的なもどかしさしか残らない。
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『ほかげ』戦争とは、ただグロテスクで残酷で醜いもの、それ以外ない

映画『ほかげ』地味な作品なんだけど、その作品創りには敬意を評したい。先の大戦からまもなく百年近くが経とうとしている。喉元すぎれば暑さを忘れ、そんな言葉が頭をよぎる。大戦の経験者の証言もめっきり減ってしまった。また過ちを繰り返すのだろうか。
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『ジャンプ・ダーリン』ドラッグクイーンこの分かりづらい設定の意味

映画『ジャンプ・ダーリン』ドラマ的高揚感もないままに、ラストに突入してゆく。この映画は一体何を言いたいのだろう、そう考えてしまう。つまりこの映画は、私小説なのだ、だた自分に起きたことを時系列に並べただけ。そう考えると納得もできるのだが。
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『コンクリート・ユートピア』『パラサイト』の呪縛から抜け出せない韓国映画

『コンクリートユートピア』あいも変わらず、コテコテの人間のエゴイズムがテーマ。そろそろ韓国映画のこのパターンも食傷気味。『パラサイト』で頂点を極めたのですから、そろそろ違った方向の作品を見たいもの、ただ韓国映画界にその柔軟さがあるかどうか。
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『PERFECT DAYS』成熟した社会での一つの生き方のヒント

『PERFECT DAYS』成熟した社会のおとぎ話でしょうか。ヴィム・ベンダースの一つの提案、年寄りはこの映画を見ると自分の今後はこれでいいやと思うのですが、若い人には物足りないでしょうね。消費は美徳という時代を経験して到達した生活ですから。
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『トーク・トゥ・ミー』降霊やっていいか悪いか、やらないほうが無難

映画『トーク・トゥ・ミー』よくできている。作り話と切り捨ててしまえば、それまでですが、そうとも言えないんですね人間にとって、降霊、口寄せ、霊媒という、死者にお伺いを立てる行為は、大昔からあったこと。さあ、どんな結末が待っているか、ご覧あれ。
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『ファースト・カウ』ケリー・ライカートが描く西部、繊細な感性が光る

映画『ファースト・カウ』、アメリカインディーズ映画シーンでは、欠くことのできない女性監督、ケリー・ライカート。繊細でこまやかで、いままでのアメリカ映画では感じることのない人間の息遣いが伝わってくる。彼女の描き出すアメリカに興味が尽きない。