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『grace』タイトルから何が読み取れるだろう、ロシア南部の人生

映画『grace』酒でも飲む以外にはなんの楽しみもない国、とても失礼な言い方をするとそんな感想を持ってしまう。世界の超大国の一端をかつては担っていたその国は、実はこんなもんだった、これもまた失礼な言葉ですね。でも映画をみた正直な感想なんです。
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『シビル・ウォー』説明の足りない映画、でもヒットしたんでしょ。

『シビル・ウォー』アメリカ分断の映画、本当に起こるとは思えないけど、かの国の亀裂は相当に深いんだろうなとは想像できる。二大政党による国家の舵取り、理想的なように思えて日本も目指したけど、果たしてどうかな。少数意見を組み上げることができない。
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『Cloud』せどりなんてせこい生き方やめろ、私の考える映画評

映画『Cloud』非正規あるいは、正社員の世界とは違う階層で生きる人々の物語。格差社会の生み出したものなのだろうか、超氷河期世代からの弊害が生んだ労働者とその後の雇用形態のいびつさが浮かび上がる。この映画は、今の時代の異形な部分を感じさせる
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映画『ヒットマン』いいのか悪いのか、倫理観のはっきりしない映画

『ヒットマン』前半は悪くないのですが、全体をコメディータッチで描くの、ストーリーからいって無理がありそう。主人公たちが、おおよそ掴みどころのない性格ならわかるのですが、どこか善人タッチで描かれると、後半の展開はいささか理解し難いと思ってしまう。
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『密輸 1970』背景にある闇を真正面に見ると楽しめない娯楽作品

『密輸 1970』韓国映画で日本に紹介されるのは、ほとんどエンターテイメント昨品ばかりになってしまいました。韓国得意な分野ですしそこそこ集客がありますから。でも、もっと違った作品、韓国映画の多様な面も見てみたいのですが、なかなか紹介されません。
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映画『サユリ』若者の幼稚化か私の老化か世代のギャプが同仕様もなく

映画『サユリ』館内は、八割の入、封切り最初の日に渋谷での鑑賞。当然若い人が八割、場違いとは言わないけど、なんとなく居心地が悪い。原作はコミックのようで、セリフにどこか軽さがつきまとう。しかし、下の隠語の連打はいただけない、小学生レベルだ。
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『チルドレン・オブ・ザ・コーン』とうもろこしを受け入れよってどう

映画『チルドレン・オブ・ザ・コーン』子供の頃抱いていた、恐怖や残酷さ、そんなものが現実となったらどうなるか。スティーブン・キングの創作の原点は、そこにあるような気がしてならない。そしてキリスト教の教えと文化、まだ色濃く残っていたアメリカ社会。
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映画『新宿鸚哥』あらゆる人を飲み込む街新宿、そこにはドラマがあり

映画『新宿鸚哥』かつて第二次世界大戦前まで「魔都」と呼ばれた街があった、それは「上海」。新宿はそんな「魔都」のもつ妖しい魅力を持った街、その街に生息する人々を題材に切り取った作品『新宿鸚哥』。さあどんな人間ドラマが繰り広げられるのだろう。
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『ソイレント・グリーン』封切りから50年、懐かしさと切なさと。

映画『ソイレント・グリーン』50年前のアメリカ映画で、50年後の未来を想像して作られた作品。なにが当たっていて、なにがはずれているか、確かめながら見るのも面白い。でもそこにあるのは、夢とか希望とか持てない時代となおかつ生きてゆこうとする人間
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『またヴィンセントは襲われる』不条理劇風ホラー、ワンちゃんが活躍

映画『またヴィンセントは襲われる』目と目が合っただけで襲われる。なかなかアイデアマンの作者だなと作りに関心させられるんですが、嘘かホントか、でも結構ラストまで引っ張られてしまう。思わず上手いと感心させてしまうラスト、芸達者なワンちゃんもいい。