スターにのし上がったのは1977年
『ファナティック ハリウッドの狂愛者』の主演ジョントラボルタ
映画『サタデーナイトフィーバー』がジョントラボルタの出世作です。
当時は「フィーバー」という言葉が流行語になったほどのヒットでした。
みんなで盛り上がろうぜなんて時に、「フィーバーしようぜ」なんて使われてました。
トラボルタは、1954生まれ23歳での出演でした。
時ならぬディスコブームと相まって日本中を席巻いたしました。
そんな彼も2019年の本作ではすでに当時で65歳。
時がたつのは早いですね。
実績を重ねた彼が、挑んだのが『ファナティック ハリウッドの狂愛者』
演技力が求められる本作ですが、期待に応えております。
心優しき、発達障害者
を演じてると思うのですが。
映画の宣伝文句は、「サインが欲しかったー熱狂的ファンの愛がいつしか歪みゆくストーカー・スリラー」とあります。
「歪み行く」とあるのは大げさな気もしますが。
主人公御本人にとっては、ごく当たり前のことなのでしょう。
しかし、社会的にはそれはno goodという事なのですが。
no goodな程度と方向性が問題で、それが度を越してしまうと本作の様な事になります。
発達障害者と付き合う難しさ
筆者は、訪問介護ヘルパーとして働いており、発達障害の児童の送迎をしております。
具体的には、発達障害者の為のスポーツ教室から自宅まで送るのですが、途中電車利用となります。
今年小学校6年生の坊やなのですが。
この子が時たま、陰部を露出するのです。
まだ、小学校低学年のころはダメよ位ですんでいたのですが。
それが、12歳ともなると笑いごとでは済まされないわけでして。
年齢的にも第二次成長期、身体も大きくなるし性的にも関心がそちらに向くのか。
その頻度も多くなり、特に電車内でそれをやられるともう真っ青になります。
発達障害者のグループホームなどを見ると、そこの職員さんは決してやさしいさばかりではないのを目にするのですが。
まあ、なめられたらやっていけないという事も聞いたことがあります。
かと言って、手をあげるわけにも行かず。
そんなことをすると、大問題になってしまいます。
かと言ってほっとくわけにも行かず。
結局本人が止めるまで、外ではそんなことをしてはいけないという事を粘り強く教え続ける他ないのです。
ジョントラボルタの怪演が見もの
自分にとっては当たり前なのだけど、社会的にはダメ、そんなはざまで苦闘する主人公ムース。
そんな役どころをジョントラボルタが怪演してます。
その行動は、ゾッとすることもあるのですが、この作品をストーカーの執拗な異常行動で終わらせてないところが救いでしょか。
その辺りはまさにジョントラボルタの演技力の賜物でしょうか。
そんな作品に仕上がってます。
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