コロナ禍で苦闘するプロレスラー「葛西純」、彼がカリスマと呼ばれるそのリングスタイルはデスマッチ。そのあまりにの過激さに思わず目を背けてしまうのですが、その世界に全てを掛けている姿を描いた映像『狂猿』。あなたは、これを見てなにを感じますか。
映画『狂猿』デスマッチと言う世界で生きる
プロレスラー葛西純はデスマッチという特異な分野のカリスマです。
リングに用意されているのは、有刺鉄線、ガラス、画鋲、蛍光灯、カミソリ等々。
ある意味なんでもありの試合。
写真でもお解かりの様に、その体は見るからに傷だらけそのもの。
1974年生まれであるから、今年で47歳になり決して若くはない。
その彼は、デスマッチの世界では「狂猿」と呼ばれ、海外でも圧倒的知名度を誇り、カリスマ的存在です。
映像は、その彼を日常、家族との時間、試合を隠さずに追い続けます。
もういいよと言いたくなってしまう。
映像を見てての偽らざる感想です。
熱狂的ファンがいるかわり、拒絶反応を示す人もいるだろうなと感じます。
過激さが過激さを生み、どんどんエスカレートして行くように思えてなりません。
怖い物見たさ、そんな世界を感じますが、「ちょっとやりすぎじゃない」と思ってしまいます。
葛西自身も語っているのですが、試合に出る前は、もうやめようこれを最後にしようと。
しかし、試合が進み観客のコールを聞くころになると、自分の生きて行く場所はここだと感ずるそうで。
アドレナリンが出るのでしょうか、生きているという感覚を強く感じるのだと思うのですが。
登山家や冒険家の方にもこういうタイプの人が多いですね。
リングでみせる表情と違って、私生活での葛西は実に温和な人である。
子供が二人いて、家族家庭を守ろうとする父親の姿がそこにあり。
まさに体を張って生きているのですが。
コロナ禍で、思うように興行は打てないのが悩みですね。
今後、どのような展開をするのかわからないですが。
新たな方向性を模索しているのは、間違いのないところです。
自宅で、ネット販売の自らのグッズを梱包する姿等々。
生きて行くのは並大抵ではないと感じつつも。
別の人生もあるのではと思ってしまうのは、私だけでしょうか。
確かにカリスマではあるのですが、その試合内容が、あまりにも過激なので。
映画『狂猿』公式サイトhttps://kyoen-movie.com/
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