60’sのナンバーにのせて、うだつが上がらない父親が水戸黄門様のごとく暴れ回る、痛快アクション映画『Mr.ノーバディー』。アメリカのお父さん達も、もはや家庭内ではその存在感や居場所も危ういのでしょか、せめて映画の中だけでも、ジョン・ウェインの様に。
アメリカでは、父親の家庭での存在は大きいはずなのだが
意外とも思われる方が多いかもしれませんが。
アメリカという国は、家庭内での父親の位置と言うのは高いのです。
ひとえに、キリスト教国であるがゆえなのですが。
その教えの中に、父親は神の教えを我が子に伝える教師であると。
そう、だから父親の言葉は、ある時は「神の言葉」というと大げさですが。
その位、家庭内での発言権は強いはずなのですが。
今回の様な作品を見てしまうと、決して昨今はそうでもないのかなと思ってしまいます。
60’sのナンバーに乗ってさっそうと暴れまわるオジサン
そう、まるで西部劇でも見てるかのような。
勧善懲悪で、悪をバッタ、バッタとなぎ倒す。
古き良き時代の再現でしょうか。
見ていて、なんか今どき流行んないよな。
そして、なぎ倒す相手が、ロシアのマフィアときたら。
あまりにも、お定まりで、う~んと頭を抱えてしまう。
そんな感想をもつのは私だけでしょうか。
まあ、猛暑の夏ですから、理屈抜きにスッキリした気分になりたい。
そんな目的だったら、ありの映画でしょうか。
『Mr. ノーバディー』/ToHoシネマズhttps://hlo.tohotheater.jp/net/movie/TNPI3060J01.do?sakuhin_cd=019615
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