新宿武蔵野館12ヶ月のシネマリレーの名画上映。こういう企画、選者のセンスが問われるんですが。『殺し屋達の挽歌』日本未公開作品を鑑賞、う〜ん評価が難しいな、名画と言ってもありきたりのヒット作では満足しないミニシアターファン相手ですからね。
一月に一本十二ヶ月の名画上映
だそうですが、ラインナップをみると名画と言えば言えなくもないがと、ケチをつけるわけではないですが、そんな作品も。
どちらかというと、地味な作品が並んだ印象があるんですが。https://12cinemarelay.com/
まあこのあたりは、ミニシアターの面目躍如といったところでしょか。
なかなか一筋縄では行かない作品も。
このあたりは、企画者がなにを意図してるかを考えながら見るのもいいかな。
それに、劇場未公開作品が三作あるのも興味のあるところ。
そんなわけで、今回は、第三弾の『殺し屋たちの晩歌』1984年イギリス制作の日本未公開作品にチャレンジ。
チラシからは、なかなか期待できそうなんです。
”強盗仲間を裏切りスペインに隠れ住む男。彼の元へ送り込まれた二人のヒットマン。運悪く巻き添えになった一人の女。それぞれの思惑が交錯しながら、奇妙な四人組の旅が始まる…。アカデミー賞®作品『クィーン』のフリアーズ監督がT・ロスら後年実力派としてブレイクする俳優を起用した幻のクライム・サスペンス。
- 監督:スティーヴン・フリアーズ
- 製作:ジェレミー・トーマス
- 音楽:パコ・デ・ルシア
- 出演:ジョン・ハート、ティム・ロス、テレンス・スタンプ、ジム・ブロードベント
- 1984年/イギリス/98分/カラー/ビスタ” 新宿武蔵野館チラシより引用
幻のクライム・サスペンスというあたり泣かせますよね。
このセリフに弱いんです。
クライムというと、危機的とか、危機的状況とか言う意味なんですが、なんかとてつもない、人類滅亡に匹敵する危機的状況と、自分なりには解釈してるんですが。
どうも、最近のキャッチコピー見てるとそうでもないみたいで。
ひとつの、感嘆符とでもいいますか、装飾的意味合いが強いのかと。
では、本作は、ハズレだったのでしょうか。
これは、見る人によりけりですね。
少なくとも、私の脳裏に焼き付く作品ではなかったのは、事実です。
では、駄作かと言えばとんでもない。
なかなか味わえない、スペインの田舎のロードムービー。
クセのある役者とクセのある役。
一冊の小説をその素材の持つ世界観を丹念に描いてる佳作です。
あくまでも、私の感想なんですが、申し訳ありません。
まだまだ、上映作品は、続きますので、12作品を通して、企画者の意図を推し量ってみようかな。
見にくい、新宿武蔵野館の攻略法。
蛇足ですが、傾斜が少ないので、3つあるスクリーンともに、前の人の頭が邪魔になってなんてケースのある映画館です。
特にスクリーン1が、最悪です。
上映作品は、悪くないのに残念ですが。
そこで、唯一の選択はどのスクリーンも前から二列目をチョイスすることです。
毎回、自分の前に座高の高い人が来ないようにハラハラするのもなんですので。
そんな、いらぬ心配をしないでいいのが、先程のチョイス。
迷ったら、選んでください。
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