池袋新文芸坐での中国エンターテイメント映画の二本立て、『共謀家族』『唐人街探偵 東京ISSION』どちらもそれなりにヒットした中国映画なのですが、舞台が中国ではないんですよね、人の家の軒先借りてではないですが、好き勝手に描くのはいかがなものでしょう。
タイが舞台の『共謀家族』
幼少期にタイに移住した主人公とあるのが、唯一の中国との接点かな。
心ならずも犯罪を犯してしまった家族を守ろうとする主人公なんですが。
それは、それでいいんだけど。
なんで、中国映画でタイが舞台なのって気分になります。
劇中に出てくる主人公と、暴力的タイの警察との攻防。
これって、タイの人が作った作品なら何にも言わないんだけど。
なんで、中国を舞台に中国の暴力的警察とならないの。
結局、中国では描けないからですよね。
だから、タイに舞台を移してとなるんでしょうが。
なんか、タイの人に失礼だと思うのですが。
そう考えるのは、私だけでしょうか。
まあ、作品の出来は娯楽作品としては、それなりにというところでしょうか。
公式サイト:https://kyobokazoku.com/
『唐人街探偵 東京MISSION』
こちらは、東京が舞台で。
人気の『唐人街探偵』シリーズだそうで。
まあ、東京を舞台にして、日本の人気俳優も多数出演させてのドタバタ劇。
こちらは、『共謀家族』の様に、日本社会を変に加工してというところはなく。
あくまで、人気シリーズの日本舞台版ということで。
中国の探偵が、日本で起こった事件の解決に奔走する内容で。
そんなに違和感はないのですが。
別にお話にそれほど中身があるわけでもなく。
東京の繁華街人気スポットを上手く使ったと言ったところでしょうか。
本国が舞台だと何かと表現を含め、制約があるんでしょうね。
あるいは、あるところに気を使って、好きなようには描けない。
そういった事情もあるのではと。
そうはいっても、だからと言って人の家の軒先を借りて好き勝手にと言うのも。
いかがなものなんでしょうか。
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