ひたむきに突き進むことが如何に美しいか、そんな若者を吉沢亮が清々しく演じてる映画『AWAKE』。AIとプロ棋士の対決を軸に進んで行くお話ですが、将棋が解らなくても十分楽しめるエンターテイメント作品に仕上がっています。こんな時代ですから作品から元気もらいましょう。
元気な若者が頼もしい映画。
作品は、将棋のコンピューターソフトを作り出す若者の物語です。
将棋が全く分からなくても面白いできになってます。
元気な若者たちがいいです。
特に吉沢亮が勢いがあっていい役演じてます。
結局は、将棋のソフトは本物の棋士に敗れはするのですが、敗れてなお潔い爽快感を吉沢亮が出してます。
現実的には、すでにコンピューターと人間の将棋対決はコンピューターの3連勝の後2017年以降行われておりません。
そう、すでに結果がでてしまっているわけなのですが。
実際の棋士同士の戦いで、スマホに忍ばせたソフトを使用したのではなんて疑惑を持たれた事件もありました。
それだけ、AI(人工知能)の進歩は目覚ましいものがあるわけで。
となると、人間という生き者同士の対決に割って入るのは意味がないのでしょうか。
強力な腕相撲ロボットと人間の対決みたいに、意味のない戦いなんでしょうか。
しかし、AIの目覚ましい進歩には空恐ろしいものがあるのも事実です。
結果がすべてではない、ひたむきに突き進む主人公
AIの進歩の話はいったん置いといて、この映画が成功したのは。
ひとえにひたむきに突き進む、主人公(吉沢亮)の爽快さにあります。
彼の作ったソフトは、完璧ではなかったので結果が伴わなかったのですが。
負けてなを潔い主人公が、元気をくれます。
勝ち負けはある種時の運、まあAIにはそんなことはなくなるのでしょうが。
ただ目標に向かって突き進む姿がいいです。
2020年と言うある意味暗い年に、あえて12月のラストにこの作品が出てきたことを歓迎します。
新たな時代、AIといかに付き合ってゆくべきなのか
そんなことも考えさせられる作品です。
スーパーのレジの自動化。
自動車の自動運転。
もしかしたら、内科医もいらなくなってしまうのでは。
そのくらいAIの進歩は目覚ましく。
そうなると、われわれの仕事も奪われる可能性が大で。
そんな中で、どうAIと付き合ってゆけばいいのでしょうか。
また、仕事の選択は。
われわれ人間に残された仕事とはなんなのだろう。
どうやって生活の糧を得てゆかなければならないのか。
そんな事を真剣に考えなければならない時代になってしまったのだと、つくづく思い知らされます。
ひとまず映画で力をもらって、新たなる年の幕開けを迎えたいと思います。
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