映画『シチリアーノ裏切りの美学』マフィアの実態がわかるかと期待

映画『シチリアーノ裏切りの美学』のチラシポスター映画館

時間のある方はどうぞ

残念ながら、そんな感想です。

もっと緊迫したスリリングな作品を期待したのですが。

何か生ぬるい大河ドラマを見ている感じで、物足りなさと言いますか。

こちらとしては、『ゴッドファーザー』の様なおっかないマフィアの世界を期待きたのですが。

確かに残酷な場面も多く、それなりにマフィアの世界は伝えようとしているのですが。

物語が散漫で、色々描こうとして描き切れなかった感があります。

もう少し、集約した物語にしたほうが成功したのではないかな。

マフィアとは

イタリアのシチリア島を起源とする、組織犯罪集団です

19世紀からその勢力を拡大し、麻薬取引、殺人や暗殺、密輸、密造、恐喝、みかじめ料などを収入源とし、日本の犯罪組織のように事務所を公然と構えることはなく、徹底した秘密主義・非公然組織です。

また、組織には「血の掟」と呼ばれる徹底した秘密主義があり、構成員に服従と沈黙を厳しく命じ、掟を破れば他の構成員に対する見せしめの為、凄惨な制裁がなされます。

今回の作品は、このマフィアのボス、トンマーゾ・ブシエッタが主人公です。

彼の半生、おもに組織を裏切り組織犯罪について判事に告白し多くのマフィアのボスが逮捕されるという一大事件を中心に描かれております。

何と言いますか、それだけの大事件なのにその緊迫感が作品には現れていない感じです。

特に、裁判の場面は何となく対決、事実をあぶりだすというような緊張感がなく、何となく馴れ合いのように思えてしますのですが。

また、彼がなぜ組織を裏切って告白したのか、その動機がいま一つ説得力を感じられないのも残念です。

出てくる、マフィアのボスにも貫禄を感じないですね。

あの『ゴッドファーザー』のボスの様に一種近寄りがたい雰囲気とか出せなかったのでしょか。

映画『シチリアーノ裏切りの美学』の映画評

イタリア社会に巣くうマフィアの存在

マフィアは政、財、官、そして宗教界までその勢力が広がっているといわれております。

こんな所までと言われるほど、その力は広がりを見せていると言われております。

たとえば、公共医療サービスを食い物にし救急車の患者の搬送、血液の輸出、遺体の搬送サービスまで独占している実態。

そして、こうしたサービスはすべて政府が出資していて、つまり納税者の負担となっている現実。

今回の作品でも、トンマーゾ・ブシエッタは政治家とのかかわりについては、ほとんど語っておりません。

また、マフィアの活動内容も詳細は描かれておりません。

そこは、血の掟なのでしょうか、作品にするのも命がけなのでしょうか。

市民生活のあらゆる場面に関与しているとされる、イタリアンマフィア、その不気味さは感じ取ることは出来るのですが。

その先はやはりベールに包まれたまま

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