年間100本位映画館で作品を見ていれば、当たりもあれば外れもあります。『西成ゴローの四億円』題材やキャッチコピーは、結構そそられたのですが、キャッチコピー倒れということに相成ってしまいました。題材や素材は悪くないんですがね、調理に失敗した。
公開したばかりで、申し訳ないんですが。
率直な感想。
大阪西成区の日雇い労働者の男が、主人公。
どうやら訳ありで、何やら深い過去をもっているようで。
その男の復讐劇とも、現金奪取劇というながれなのですが。
なにか、台詞がはっきり聞こえないとでも言いますか。
とにかく、主人公の活舌が悪すぎる。
それは、ともかくとして、話の流れが読みずらい。
この男、どんな理由で西成に流れ着いたのか。
少しづつ明らかになるのだが。
そのあたりが、画面や演技からとにかく読みずらい。
結局ある程度理解できたところで。
だから何なの、そんな感じ。
特に驚く設定も、展開も感じられない。
キャッチコピーの「この男、不屈で無敵」の言葉だけ空回り。
いや主人公は、強いですよ。
しかし、お話の展開や成り行きにこれと言った新機軸を感じない。
簡単に言うと、先が読めてしまう。
続編『死闘編』もあるそうで
前編をみただけでは、とても見る気は起りません。
残念ながら。
いくつか、面白い素材は用意されているんですが。
とにかく、物語の展開の読みずらさが映画を台無しにしてます。
2021年製作ですから、コロナ禍の制約の製作現場だろうと想像できるのですが。
最近のコロナ禍の製作作品はつまらない。
しょうがないでしょうね。
そんななかでも、健闘している作品はあるのですが。
西成ゴローさん、活舌をしっかりとして、物語の展開を整理してください。
物語中の政府要人のスキャンダルも説得力ないし、ありきたりです。
『西成ゴローの四億円』公式サイト:https://goro-movie.com/
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