ロシア(旧ソ連)とはどんな国だったのか 『親愛なる同士たちへ』

映画『親愛なる同士たちへ』ポスター映画館

文化的分野だけを見ると、ヨーロッパでも屈指のレベルの国と見えてしまうロシア。果たしてそうだろうか、敵対するものを力でねじ伏せる伝統的政治手法、過去の事件からもこの国の実態が見えてしまう。荒涼とした極寒の大地に住む隣人をよく観察してみよう。

1962年「ノボチェルカックス事件」

ソ連南部ノボチェルカックス機関車工場で起きたストライキの顛末を描いた作品です。

スターリンの後を継いだ指導者フルシチョフ、その経済的政策の失敗がもたらした困窮。

その中での労働者達のストライキを力でねじ伏せた政府。

その犠牲者は、27名そのほか処刑者が7名。

なぜ、労働者が主権者の国で労働者に銃を向けたのか。

具体的な事件の内容はhttps://jp.rbth.com/history/84138-soren-chi-no-nichiyoubi-1962-novocherkassk-gyakusatsu-jikenを参考にしていただけると。

なぜの答えなんてないんです。

そこにあるのは、国家と言う名の下の暴力だけで。

それは、権力維持のための手段を選ばない為政者像が見えてきます

国家というものに多くを期待する悲しさ。

主人公は熱心な共産党員で市政委員。

信じていた国家に、いとも簡単に裏切られてゆく姿が痛々しい

そんな彼女の言葉「スターリンのころが懐かしい」が耳に残る。

後に明らかになるスターリンの悪事を彼女が知ったなら、果たしてこのセリフは出てきただろうか。

国家というものに妄信して行くことの悲しさに溢れている作品です

現代ロシアよどこに行く

現在のロシアのウクライナ侵攻を見るにつけ、この国の行く末はどうなるのだろうかと考えてしまう。

敵対するものは力でねじ伏せるのが、この国の伝統なのだろうか。

声なき声、押し殺したロシア国民の嘆きが聞こえてきそうである

それでいてなおかつ、ロシア国民とはどんな人たちなのか、よく考えてみたほうがいい。

ウクライナ侵攻におけるロシア軍の蛮行を見るにつけ、おおよそ近代国家としてヨーロッパに属しているとは考えられない。

モスクワやサンクトペテルブルクだけを見ているとこの国を見間違う。

トルストイ、チエーホフ、チャイコフスキーなどなど芸術分野のレベルの高さはごく一部、数%、極端な言い方をすれば、そんな文化的人々やそれに親しむ人々ははごくわずか

全体からしたら、ヨーロッパの端っこ、かなり民度の低い地域と見たほうが、当たらずとも遠からじなのでは。

そんな、お隣のいるところで、我々は生活しているのである

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