芸能人の悲しいニュース
コロナ禍が、影響しているのでしょうか。
芸能人の方が、自ら命を絶つ事件が後を絶ちません。
それだけ、不安定な職業なんだなと。
華やかさの陰に隠れてわからない、孤独に追い込まれる世界なのだなと、思ってしまうのですが。
そんな、暗いニュースの中で、『生きててよかった』と言う題名から。
生きることの道しるべの様な作品を期待したのですが。
もののみごとに、空振りの作品です。
いいたいことは、分かるのですが、それを映像で表現するのには、足りないものが多すぎる作品。
主演俳優は、中国でチャンスをつかみ、活躍中の俳優だとか。
チラシの触れ込みは、それなりに立派なのですが、作品はちょっと・・・・・
映画『ロッキー』の二番煎じ的作品。
ボクシングに生きてきた主人公。
ボクシングでしか、自分を感じていられない不器用な主人公。
一度は、引退した格闘技の世界に舞い戻り、自分らしさを追求する。
そこに、幼馴染の恋人と友人。
三人が、物語の中心となり、その三人の成長記であり、出会いであり。
こう書くとそれなりに面白そうに聞こえるでしょが。
残念ながら、映像にその説得力がない。
引退したボクサーの復活は、映画『ロッキー』で描いた世界。
そこに、なんらかの新機軸、展開、俳優の力量、演出の力、これらがないと二番煎じを脱しない。
さらに、見ているものを飽きさせない、スピード感もないとなると。
ただ、脚本をなぞっているだけの作品になってしまう。
すべてが、中途半端な作品になっているのが残念。
映画『生きててよかった』公式サイト:https://happinet-phantom.com/ikiteteyokatta/
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