2020.06.07(日)開店前のパチンコ店に並ぶ列
都内某所の駅前のパチンコ屋の開店前の風景です。
日曜日という事もあり、開店15分前ですが、もうすでに100人ほどの人が並んでおりました。
マスコミはコロナウイルスの危険の中パチンコをする方たちを散々叩いておりましたが、私にはそんな気は毛頭ございません。
かつて私もそうであったように、パチンコは中々止められるものではありません。
むしろ、なにかの障害があっても、とにかく理由を考え出してもやりたいものなんです。
狭い空間、隣の人との距離、どれをとっても危険なのですが、それがギャンブルの怖さです。
列の先頭にいらっしゃるのは、かなりのご高齢の方と思われますが、多分なんでパチンコなさるのですかと、もし尋ねたとしたら、多分他にやることが無いからとか、もう年で何の楽しみもないのでと言うような答えが返ってくるのではないでしょうか。
ギャンブルで出るアドレナリン
これが曲者です。
嫌な事でも一瞬忘れさせてくれますよね。
パチンコを打つ、毎日行けばあるいは、様子を観察すれば、明日はあの台が出そうかもと予想ができるでしょうね。
そして、翌日開店と同時にお目当ての台に座る、運よく予想が当たるかもしれない。
そう、自分でドラマが組み立てられるのですね。
日常なんて、退屈な仕事の繰り返し、嫌な思いもしても生活のため我慢、我慢。
そんな時、ふっとパチンコの事を考える。
仕事帰りに、行ってみようか、狙っていた台がもしかして、まだ大当たりを引いてないかもしれない、そんな期待を考え嫌な仕事に耐える。
孤独でもそれを紛らわせてくれる。
日曜日の朝開店前に列に並び、お目当ての台に座れスタートまでの間、缶コーヒーとたばこを一服、なんかホッとした気持ちにさせてくれます。
そんな風に出来てるんですね、ギャンブルとは。
自分だけの世界が構築できるんです。
孤独を紛らわすという事。
大げさかもしれませんが、人生とはそんなものではないでしょうか。
ギャンブルや違法薬物、アルコールなどは依存性が、高いですよね。
それぞれが、他人に迷惑をかけさえしなければ、どちらもOKとはならいでしょね。
ギャンブル依存は、やがて資金の枯渇から借金を作るし。
違法薬物は、中毒になたころにお金が無くなり、犯罪に手を染めたり、家族に迷惑かけたり。
薬を手に入れる為なら何でもする、そんな人間になってしまうでしょうね。
パチンコはギャンブルです。
散々はまりました、借金もつくりました、パチンコするために嘘もつきました。
すべては、嫌なことを忘れたいため、孤独を紛らわすためでした。
では、ギャンブル依存、アルコール依存、薬物依存すべてが、悪なのでしょか。
そうは簡単に決められない気が。
少なくとも、私の様に弱い人間にとって、ギャンブルやアルコールは生きてゆく上でその時は、必要だったのです。
もし、それさえもなければ、今自分は生きていたかどうか、というと大げさですが。
ギャンブル、酒をやめた理由。
それは、マイホームを手に入れたことがきっかけでした。
僅かな年収でしたが、なんとかローンを組んで、マイホームを手に入れました。
それは、大変な作業で、最初は、URの定期借地にトレーラーハウスを置いて住むつもりだったのですが、銀行が貸してくれません。
そこで、大手ハウスメーカーで格安住宅を建てたのですが、結局35年ローン。
まあ、そこまで到達には物凄いエネルギーを使いました。
しかし、以前として、回数は減ったものギャンブルは止められなかった。
でも、いよいよこれ以上続けるとローンが払えなくなる所まできて、やっとギャンブルを止めることが出来ました。
アルコールは、中性脂肪が700を超えて、医者から命とるか酒とるか何方かにして下さいと言われ、酒止めました。
カジノなんかできない方がいい。
強くそう思います。
さいわいと言っては何ですが、コロナのせいで世界中のカジノが休業中だとか、再開のめども立っていない様子。
日本に進出予定のカジノ運営会社も撤退したとか。
カジノなんかできたら、ギャンブル依存症増やすだけです。
人生の楽しみは、ギャンブルでないもっと他の生活に支障をきたさない趣味を見つけた方が。
ありきたりの結論ですが、そういう事です。
ギャンブルで得られるのは、所詮偽りの勝利感。
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