B級ホラーの傑作といったらおこられるかな
再開した早稲田松竹でゾンビ三部作の三作目『死霊のえじき』の鑑賞きろくです。
1985年全米公開で前作から8年の歳月が過ぎております。
ゾンビ対人間の戦いはすでに数の上ではゾンビのほうが上回っているという設定です。
まあなんと申しましょうか、ここまできたらもうジタバタせずにゾンビになってしまったらと、かってなこと思ってしまいますが。
それでは映画になりませんので、終わりなき戦いを演じてくれます。
さらに、えげつなさはパワーアップし限界まで挑戦のおもむきがあります。
まさに、B級ホラーの最高傑作かと。
B級というと怒られそうですが、真面目にみるとどうも違うかなと。
なんといってもゾンビも多少進化し、感情なるものを見せ始めるなんて場面がでてまいります。
まあ、惑星からの光線による感染症みたいな設定ですから、生き返った死体が生前の人間らしさを多少はもっていても不思議ではないという事なのでしょうか。
しかしこの蘇ったゾンビなるもの、なぜに人間の三大欲求のうち、食欲だけが残されたのでしょう。
わかりません。
まあ、残酷度、えげつなさはこれに極まれりという様相ですので、食後であっても食前であってもいただけないというか、けっして食中には見ない方がいいですね。
ゾンビもマイケルジャクソンのスリラーで市民権を得る。
マイケルジャクソンの『スリラー』がミュージックビデオとして成功したのが1982年ですから。
ビデオ作品の中では、見事にゾンビもファショナブルに昇華されておりました。
まさに、本家はいやそれは違う、ゾンビの真の姿はこれだと言わんばかりの『死霊のえじき』のゾンビたちです。
その後も多くの作品に、ゾンビは出演を繰り返し。
もはや、ホラー作品には欠くことの出来ない存在であります。
まあ、その存在を確かなものとした『死霊のえじき』お楽しみ下さい。
あんまり楽しい作品ではないかもしれませんが。
コメント