2020.御年90歳となられるクリントイーストウッド、今回は国立アーカイブにてその足跡をたどる13本が上映されます。35mmフィルムで見ることが出来るのも嬉しいですね、今一つ底知れなさのあるクリントイーストウッド、その彼の心情にせまれれば。
35mmフィルムで見るクリント・イーストウッドの軌跡
2020.10.29 – 2020.12.6まで、国立映画アーカイブで開催されます、上映作品は、『ダーティハリー(1971)』から『インビクタス/負けざる者たち(2009)』まで13作品。https://www.nfaj.go.jp/exhibition/eastwood202009/#section1-2
2020.御年90歳になられたイーストウッド。
2018も『運び屋』に主演されて益々お元気なご様子。
その彼の、2009年までの足跡をその作品から振り返る企画です。
俳優としては、『ダーティハリー』の刑事役で勧善懲悪的イメージが強いのですが。
今回は、『ダーティハリー』は1作品のみの上映で、おもに監督作品が中心です。
それも、監督としては、2009年までの作品で、この後も監督作品は多く、今回はその前半戦を並べた構成です。
俳優、監督両方で成功した人。
名俳優=名監督とは必ずしもならないのですが。
彼は両方で成功した数少ない例ですね。
デジタル上映全盛時代、35mmフィルムでその足跡を訪ねられるのは嬉しいかぎりです。
今一つ理解しきれないイーストウッド
監督作品は、あくまでも娯楽作品なのですが。
そこには、イーストウッドの心情というものも反映されたと感じる作品も多いのですが。
それが、何と言うか理解しきれないというか、底知れない不気味さを時々感じてしまうのも確かで。
今回は上映されないのですが。
『アメリカンスナイパー』2014.の作品で感じる、反戦なのか好戦的なのかその心情が読み切れないのです。
『ダーティハリー』で見せる勧善懲悪的なイメージだけでは判断できなく、ご本人はそう簡単ではないようです。
もともと共和党支持だったのですが、その後1970年代半ばころからは政治的には穏健派であり、中庸であると発言しております。
それを示すかの様に1990年代からは、しばしば民主党候補者を支持しております。
ですから、妊娠中絶・同性結婚の選択権も擁護しております。
ある人はイーストウッドのことを、フリードマンとチョムスキーを合わせたような人物と評しております。
その辺りも含めて、今回の特集上映で、今一度イーストウッドとはどんな人なのか考察してみたいと考えております。
その報告は今後のブログで書いていきます。
まずは、上映会で作品を鑑賞したいと思います。
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