1983年作映画『ふるさと』古い日本映画の雰囲気を持った作品

映画『ふるさと』ポスター映画館
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日本映画、王道の最後の監督だろうか神山征二郎監督、彼が撮った1984年『ふるさと』を通して、現代に日本のここ40年の変化を見て取ることができる、おのずと進むべき方向も見えてくるのでは。ただ、その実現はかなり困難が伴いますが。

それがいい悪いではなく、そういう作風の監督

監督神山征二郎、主演加藤嘉、共演長門裕之、樫山文江とくれば、おのずと作風がよめてしまう。

古き、日本映画の王道的映画作り

それはそれで、懐かしさと郷愁が画面から漂う。

ダム建設の為、滅びゆく山村。

そこに住む住人。

痴呆の老人。

この三本柱で物語が進んでゆく。

高度成長期から続くイケイケムード

大自然の山を崩して、環境を破壊して電力需要と治水の期待に応えるため、ある時期ダムが日本全国で作られた。

多少の犠牲は、いとわず経済発展を優先する当時の風潮がしのばれる。

現在とて、政治家の利権がらみで不必要なダムに限らず、はてな的事業が横行するのは、変わらないが。

それがいかに、取り返しのつかないものを失っているのか。

作品が語りかける。

原発にしろ、私たちが政治家を選ぶときの基準として肝に銘じておくことだと

時代は、省エネ化がすすみ大電力需要が本当に必要かどうか、そういう時代になったことを考えたほうがいい。

ダムに沈む村とそこに暮らす一家

舞台は、岐阜県のとある山村で暮らす、夫婦とその父親の三人家族。

子供たちは都会に。

過疎化の進んだ村と痴呆症の進んだ老人。

よく見る風景である。

現在との大きな違いは、当時痴呆という言葉よりボケ老人という失礼な言い方が一般的だった

昼夜構わず徘徊する老人、振り回される家族。

現在は、このあたりはかなり改善されてきてるのでは。

やはり、介護保険の導入が大きかったと

そのサービスのよし悪しは、あるにしても、家族を介護という重労働から解放した事は大きい

解放とまではゆかなくても、相談できる体制と施設が増えたことは、評価してよいのではないだろか

作品を通して感じること

現在とくらべて、良くなったことと変わらないこととが見えてきます。

介護に関しては、改善の余地があるにしても大きな前進だと。

過疎化の問題は、政府が本気で取り組む覚悟があるのだろうか、甚だ疑問だ。

自然の環境破壊、特に暴力的な大規模開発など、何の必要も感じない

しかし、環境の保全は過疎化と含めて本気で取り組まないと。

権力闘争に明け暮れる為政者に、ぜひ投票で評価をくだそう。

映画は、日本経済が元気だったころの乱暴な政策と無策を感じさせ。

私達の進むべき方向が、なんとなく見えてきます。

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ダム建設のために水中に没していく小さな村。その村で最後の夏を過ごした少年の記憶。大きな自然を身近に感じられる素晴らしい映像と、その中で対話する少年と老人の素朴な人間関係が、失われていくものへのせつない思いを呼び覚ます。あの少年の日とともに、僕の村は消えていった。
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