アメリカらしくないバンドといったら失礼でしょうか、1980年代に活躍した「トーキングヘッズ」のリーダー、ディヴィッド・バーンの2019年のブロードウェイのショーを贅沢にもスパイク・リーが映像化いたしました。ファッショナブルという形容がピッタリです。
2019年に評判になったブロードウェイのショー
コロナ禍で評判になりながらも、なかなか再演されない舞台の映像です。
編集は、鬼才スパイク・リーが担当しておます。
公式ホームページhttps://americanutopia-jpn.com/
全てにおいて、シンプルでオシャレ。
マーチング形式における11人のパフォーマーによる舞台は、グレーのそろいのスーツ、配線をなくした自由な動き。
存分に楽しませてくれます。
トーキングヘッズとディヴィッド・バーン
トーキングヘッズは、1980年代に活躍したアメリカのバンドです。
ディヴィッド・バーンは、そのリーダー
当時のロックシーンはブリティッシュインヴィテーショナルと言って、アメリカンロックに押され気味のイギリス勢のまきかえしの時代。
デュラン・デュラン、カルチャークラブと言ったバンドが、音楽シーンをにぎわせておりました。
その中にあって、トーキングヘッズはアメリカのバンドでありながら、何処かアメリカらしくないと言うか、ヨーロッパ的なファッショナブルなサウンドを聞かせておりました。
自分としては、ライブアルバム「ストップ・メイキング・センス」(1984年)が一番記憶に残っているでしょうか。
その中から、1977年のデビューアルバムからの「サイコキラー」が衝撃的でした。
当時はサイコキラーなんて言葉も知らなかったし、そんな異常な人間が存在する事すら不確かな時代でしたから。
海の向こうからそんな存在があるなんて、初めて知ったのですが。
今では、日本でもそんな事件や存在は周知のこととなりました。
トーキングヘッズは1991年に解散しディヴィッド・バーンはソロ活動に
その後、数々の活動を経て今回のライブとなるのですが。
彼が優れている点は、音楽ももちろんですが、映像を上手く使っているなと感心させられます。
1984年の『ストップ・メイキング・センス』しかり。
そのあたりが、アーティストとしての彼の評価の高さにつながるのではないでしょうか。
最後に2018年のライブから「Road to nowhere」をどうぞ、本編でもラストに演奏されています。
続きは、劇場でお楽しみください、スパイク・リーが編集しただけの価値を感じるはずです。

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