東映お得意の分野で、スマッシュヒットをした前作『虎狼の血』、今回続編が公開されるので改めて前作を見直してみました。やはり面白いですね、人間の本性むき出しの登場人物。わかりやすいといえば、わかりやすいのです。それだけ現代の人間は表情がなくなったのかな。
アウトロー全開、東映映画お得意の傑作『虎狼の血』
『虎狼の血 LEVEL2』公開に先立って、前作『虎狼の血』を改めて見てみました。
2018年東映製作の作品。
暴力団の抗争。
そして、警察。
舞台は東映映画お得意の分野で、思う存分暴れまわります。
改めて、面白い。
時代は、昭和60年代。
まだ、暴対法は施行されず、繁華街を歩けば、一目でその筋の方とわかる方達が闊歩していた時代。
昭和という時代がやけに懐かしく感じる作品です。
良くも悪くも、街には活気があり、何か起こりそうな予感があった時代。
今の様に、半病人の時代(たとえコロナがなくても)とは一線を画す社会模様。
時代背景を上手く使ってます。
もう、あのころには戻れないでしょうが、なにか郷愁を覚えます。
2021年8月下旬いよいよ続編『虎狼の血 LEVEL2』公開
舞台設定は、前作から3年後ということですから。
昭和から平成へと移り変わりのころでしょうか。
暴力団の抗争、警察。
この構図の中で、描き出されるのは、たんに正義ではないところが、この映画の面白いところ。
世の中、善と悪で割り切れたらそんなにいいことはない。
悪を取り締まる善なる警察が、やがて悪に取り込まれ翻弄される。
そこに、一個人の弱さ、はかなさが色濃く描かれる。
さあ、今回は、どんなドラマが用意されているのか、楽しみです。
それでなくても、明るい話題に乏しい昨今。
せめて映画の中だけでも、弾けていたい。
久しぶりの東映の快進撃に期待します。
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