コロナの影響が、製作現場にも及んでいるんだという事を痛切に感じる今日この頃。コロナ以降の作品の低調なこと、仕方ないんでしょうけど。なんか、劇場はアニメに占領されているようで、欲求不満がたまりますが、仕方ないんでしょうね。
コロナ以降の作品は、パッとしないよね。
まあ、製作現場もいろいろ制約を受けるでしょうから。しかたないのでしょうが。
なんといっても、『ドライブ・マイ・カー』が、アカデミー賞候補になるぐらいですから。
なんで、とおもってしまうのですが。
内容は、チェーホフのリメイクでしょう。
村上春樹の原作だそうで、そっちのほうが話題なってるのかな。
村上春樹って、毎年ノーベル文学賞の候補になるけど、そこまで。
だって、彼の作品って、カフカのリメークだったり、チェーホフのリメイクだったり。
新機軸がない以上、本家は越えられないのでは。
永遠に、候補で終わるのでは。
まあ、原作の知名度に頼らなければならないほど、映画界は何となく沈滞ムード。
2020年、コロナ以前の作品を拾ってきては、公開しているのが現状。
いよいよ、在庫も底をつき、コロナ以降の作品の登場。
と言うことで、正月映画第二弾、リアム・ニーソン主演の『マークスマン』。
年老いた、もと狙撃手、妻に先立たれ、一人寂しい生活。
そこに、メキシコから組織に追われる、母息子。
ひょんなことから、一人残された少年を親戚のいるシカゴまで。
組織の追ってを逃れながらのロードムービー。
題材は、面白いけどね。
何となく緊張感のない映像。
知的で、クセのない素直な少年。
狂暴なはずの組織の追手も、もう一つの迫力不足。
ただ、台本をなぞっただけではという、淡々とした流れ。
コロナ以降の作品の典型だよな。
しかたないんだろうけど。
予告編は、傑作級なんだけどな。
キャッチコピーが、また微妙で。
全米2週連続興行成績第1位。
これって、取り様によっては、傑作なら4週位連続で1位になるのでは。
ほかに、対抗馬がいなかった。
まあ、いかに新作が低調かとの認識が新たに。
ただただ、愚痴ばかりが。
こんなときは、過去の名作、佳作を探そう。
『マークスマン』公式サイト:https://marksman-movie.jp/
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