映画『マリグナント狂暴な悪夢』おちおち寝てもいられない

誰でも子供のころ、夢と現実の区別がつかず苦しんだことがあるのでは、それが、あなたの恐怖の原点だとしたら。そんな、ホラー映画の王道とも言える展開を楽しめる『マリグナント狂暴な悪夢』。まあ、それを楽しめるかあまりにも真に受けて、怖くなってしまうか。

ホラー映画をつい見たくなる

なんでだろう。

多分、怖いもの見たさ。

結構人によって好き嫌いが、はっきりするカテゴリー。

筆者は、ホラー映画好き。

嫌いな人は、怖いのは嫌だという。

筆者は、ホラー映画をあまり怖いと思って見たことがない。

感受性が鈍いのだろうか。

あまり現実感を抱くことはない。

どちらかと言うと、作り物でどこまで驚かせてくれるか。

そんな、期待感を持って、ホラー映画を見てしまう。

そこには、人間の持つ二面性や、本人も気づかないドロドロした部分。

そんな形のないものを、ある形にして見せてくれる。

それが、ホラー映画をつい見てしまうのだろうか。

誰でも、子供のころ悪夢に悩まされることがあるのでは。

夢と現実の区別がつかない。

そんな恐怖が、大人になっても続いてしまったら。

さらに、身近で起こる残忍な出来事。

その謎を解き明かしながら、お話は進む。

ホラーの王道的手法ながら。

つい、見入ってしまう。

毎度お馴染みと言えばそれまでですが。

そうとは、言い切れない展開と結末を用意してくれているのも嬉しいですね。

主人公と悪夢の世界を漂ってみるのも、ホラー映画の楽しみの一つ。

そして、これもお馴染みなんですが。

結末は、次回作もありのラスト。

このあたりが、商魂たくましいというか。

ヒットの具合によっては、次も作れる余地を残しておくなんて。

心憎いですよね。

さあ、童心に帰ってホラー映画に浸ってみましょう。