下町舞台芸術の発信地『シアターχ』友人のダンスを見に行ってみました

劇場シアターχ 歌舞伎・お芝居の世界

アート志向の芝居小屋『シアターχ』

墨田区は両国にある、『シアターχ』

まずは、JR両国駅から、京葉道路を目指しますと、回向院が見えてきます。

両国回向院

その脇にある、両国シティコアビルの一階に『シアターχ』があります。

劇場シアターχ

座席数は300で、小劇場よりか広い空間をもつ芝居小屋です。

シアターχの舞台と客席

ここで、現在開催中なのが国際舞台芸術祭です。

シアターχの宣伝ポスター

主催公演は、全て¥1000です。

今どき芝居がこの値段でみれるのは、ありがたいですねというか驚きです。

これは、総合プロデューサー 上田美佐子さんの方針で、東日本大震災以来この値段で上演しております。

ただ、主宰公演以外は、その上演団体で観劇料は違ってきます

詳しくは、ホームページhttp://www.theaterx.jp/で詳しく記載されております。

シアターχのホームページ画像

まあ、上演されるのは、アート系が多いような感じで、下北沢あたりの小劇場芝居を期待してゆくと、当てが外れるかもしれません。

ワークショップもいくつかあります。

ホームページを見て頂くと結構数は記載されているのですが。

休眠状態のグループも多く、現在でもアクティブに活動しているのは。

『俳優修業』スタ基礎トレーニング

『俳優修業』俳優マスタークラス

スタニラフキー・システムによる俳優経験者ワークショップ

歌舞伎ワークショップ

大雁気功(だいがんきこう)あたりでしょうか。

社会人が気軽に参加できそうなのが、芝居とは直接関係ないのですが、大雁気功かな。

まあ、芝居をやるのは大変ですからね。

仕事をしながらとなると、なかなか難しい面がでてきますね。

以前に参加したワークショップ

英米演劇(上演の為の)演技力ステップアップ研究会というものでした。

現在は、休眠状態あるいは解散のような状態ですが、最初はアメリカの劇作家ユージン・オニールの一幕劇を全て上演という企画だったのですが、一回で終わってしまいました。

最初は、月一回の勉強会みたいなところから始まり。

オニール作品を2本上演ということで、稽古に入り。三か月の準備期間で、最初の一か月は週1で2時間の稽古。

2か月前から週2になって。

直前の1 か月はプラス日曜祝日、ラスト1週間はほぼ毎日

平日の練習は夕方から2時間なのですが、日曜祝日は、半日あるいは全日、ラスト1週間はほぼ全日でした。

これだと、社会人は参加なかなか難しいですよね。

私は、パートアルバイト勤務なので、何とかなりましたが、公演日も含めてかなりの負担でした。

どこも、芝居をやるというのは似たり寄ったりの様ですね。

やはり、芝居はどうしても時間、労力、お金(生活費)がかかるものだと思います

ヤンバル小太郎と言う友人

そのワークショップで友人になった方です。

その名からわかる様に、沖縄県出身で、沖縄伝統芸能の継承者でもあります。

車関係のお仕事をされており、イタリア車整備全国コンテストで最優秀賞を受賞されており、なかなか物事にこだわりや、鋭い洞察力を持った方です。

ワークショップ終了後も、彼は、仕事の合間に活動を続けておられます。

おもにその中心はダンスの世界なのですが。

一人で踊る創作ダンスとでも言ったらいいのか

今回も、お仕事を1ヶ月お休みしての公演だとか。

第14回シアターχ国際舞台芸術祭プログラム

彼の、舞台は2度目の鑑賞になります。

感想は、踊りというパフォーマンスの中に、彼の人生そのものをぶつけてきます

荒削りな感もありますが、それがまた彼らしい舞台です

下町から文化の発信

その拠点として、重要な劇場ですね

他ではお目にかかれない演者にも出会えます。

お勧めは、ピーター・ブルック国際劇団で音楽監督をされている土取利行さんの演歌公演でしょうか。

演歌といっても、現在の演歌ではなく、明治期の自由民権運動に即して始まる壮士達の演説歌です。

百聞は一見に如かず、一度お聞きあれ、木戸銭は¥1000でございます

あとできれば、小劇場的な公演も見たいのですが。

シアターχの方向性とはちょっと違うのかな。

最後は、劇場近くを流れる隅田川の風景です。

お付き合いありがとうございました

隅田川の風景

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