ブラジル流年の取り方『ぶあいそうな手紙』に見る、ラテンの気質。

映画『ぶあいそうな手紙』のチラシポスター映画館

日本では、年寄りは大人しい。

昨今では、だいぶ変わってきた感はありますが。

総じて日本人の老人は大人しい感じを受けます。

高齢化社会と言われて久しいですが、そろそろ年を取ることは暗いイメージから脱出する時期ではないのでは。

そんなことを地球の裏側から来た作品『ぶあいそうな手紙』は教えてくれます。

金もないし、気力もわかない後はただ死をまつだけでは、寂しいですよね。

映画の主人公は78歳一人暮らしの男性、視力がかなり悪く日常生活は、お手伝いの力を借りながら過ごしている。

日本と違うのは、介護保険がない事、だから生活も質素だし、経済的な面は子供に依存する面もある様で。

しかし、それでいて家族を大事にするという感覚が強いのが日本との大きな違いかな。

介護保険や社会的福祉制度が十分でないと、親族や親戚が最後の頼りになるのは、致し方のない事だと。

それ以上に、日本では失われつつある家族と言うものの暖かさを感じる作品です。

それと、ブラジル人の持つ人の優しさも感じさせてくれます。

自由に生きる喜びとは。

老後ある程度親族に頼っていると、どことなく引け目を感じてしまいそうですが。

ブラジルでは、それが当たり前という考え方があるのでしょね。

主人公は、質素ながら自由な生活を送っております。

そこにひょんなことから同居する事になる、20代の素行のあまりよろしくない女性との奇妙な共同生活。

日本ではおおよそ考えられない設定ですが、そこがあまり物事にこだわらないラテン気質なのでしょうか。

まわりも、いぶかしく思いながらも、「あなたがそうしたければそうすれば」というような大らかさを感じます。

あまり、素行が良くない同居人ですが、人は見た目だけで判断しないでと言わんばかりの人としての大切さを見せてくれます。

ああ、こんな老後もあったらいいなと思わせてくれます。

生きていることを楽しむ老後

そうありたいですね、それは具体的にはどういう事?

作品は簡単に答えてくれます。

あなたがしたいことをすることだと。

単純な答えですが、それがしみじみと湧き上がってくる作品になっています。

そう、やがて誰かの力を借りなくては生きて行けない時が来るかもしれないのだから。

どうしても自立した生活がいとめなくなれば、いやがおおでも施設での共同生活となるのですから。

そうなる時は、いつくるかはわからないですが、今できることがあるなら世間体などきにする必要はないのだと。

ラスト、人生に心ときめかせる主人公の姿がいいですね。

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