『みかんの丘』静かだが、力強い反戦映画、複雑な民族対立

映画『みかんの丘』のチラシポスター映画館

2013年エストニア、ジョージア(グルジア)合作映画『みかんの丘』、ジョージア国の同地域内のアブハジアの独立を巡る紛争を描いた作品です。派手な戦闘シーンもなく淡々と描かれているのですが、はっきりとした反戦へのメッセージが込められております

ジョージア(グルジア)という国での出来事

南コーカサスにある共和制の国家です

コーカサス山脈の南麓、黒海の東岸にあたる、北側にロシア、南側にトルコ、アルメニア、アゼルバイジャンと隣接します。

ソビエト連邦の構成員でしたが、1991年に独立しております。

中央部のゴリは旧ソビエト連邦の最高指導者、ヨセフスターリンの出身地でもあります。

グルジアと言ったほうがお解かりの方も多いのでは、2015年までは日本ではそう呼んでおりました。

そのジョージア(グルジア)西部のアブハジアでのお話です。

その地域は昔からエストニア人が多く住む地域でしたが、アブハジアがジョージアからの独立を主張したため激しい戦闘状態となりました。

戦火を避けてエストニア人が避難する中、ミカン栽培をする二人の老人だけが村に残っております。

そこで起きた戦闘で負傷したお互い敵同士となる二人の兵士を看護するのですが。

淡々と描かれる戦闘場面

日常の一コマの様に戦闘が描かれております。

そこには、荒々しさもなく。

また、亡くなった兵士達を埋葬するのもまるで仕事の様に。

それは、感情を押しつぶしたかの様にすら思えるのですが。

それほど彼らは淡々とその作業をするのですが。

かえって日常の中の戦争を際立たせております。

映画はさらに不条理な戦争というものの末路を描いてしているのですが。

主人公の老人の一つ一つの言葉に、反戦への思いが込められています

それらが、けっして大げさに声高に叫ぶのではなく。

静かに、だけど力強く。

作品を見るものに、大きな感銘を残してくれます。

ああ、こういう描き方もあるのかと、しみじみとした気分にさせてくれる作品です。

映画『みかんの丘』の一場面

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