奇想天外映画祭2023『子供たちをよろしく』

映画『奇想天外映画祭』ポスター 映画館

ーネタバレありー

奇想天外映画祭2023『子供たちをよろしく』、1980年代のアメリカシアトルという大都会なのに、これがアメリカの現実なんだなと、いまだって基本的には国のありかたはそんなに変わらない。そうアメリカに対する幻想を打ち砕いてくれる作品だと思う。

1983年のアメリカ製作のドキュメンタリー。

映画『子供たちをよろしく』ポスター

子供たちをよろしく』

なんで、この作品が奇想天外なのか、理解に苦しむのですが。

まあ内容は、アメリカシアトルのストリートチルドレンのお話。

1980年代のアメリカに、ストリートチルドレンがいた事が、驚きなんですが。

当時は、ベトナム戦争後の不況で、アメリカ経済が悪かったのは事実なんですが。

それでも、世界の名だたる先進国のアメリカで。

そのあたりが、奇想天外なのでしょうか。

ただ、私達が、アメリカを過大評価してるのかも。

弱者に優しくない国アメリカ

出てくるのは、13歳から20歳前までのティーンエイジャー。

ドラッグあり、売春あり、物乞いありのストリート生活

そんな子ども達に、わずか一人の福祉局の職員

せいぜいすることは、最低限の健康管理ぐらい

日本だったら、児童福祉施設とかで保護すると思うのですが。

あるのは、少年院。

これが、かの先進国かと。

漁師

画面からでもわかる格差社会。

これが、1980年代までのお話ならいいのですが。

今でも、根本は変わらないのかも。

路上生活の子供たちの共通点は、家庭環境に問題あり。

登場する親もそのしかり。

この親にして、この環境。

そりゃ路上に出るわなと思ってしまう。

しかし、アメリカという国は、とにかく弱者に優しくない

一番保護が必要な子供でさえ、野放し。

福祉国家でないしね、国民皆保険制度もないし

このあたりは、現在もかわらないから、アメリカという国をちゃんと理解したほうがいい。

トー横という、日本流のストリートチルドレン

チルドレンという言い方が、当てはまるかどうかはなんとも言えませんが。

とにかく、歌舞伎町トーホービル周辺にたむろする一団が、社会問題になってます。

『子供たちによろしく』の登場人物たちより、年齢は高いかな。

いい大人の引きこもりからの転身組もいるようなので。

ただ、共通するのは、居場所がないからという理由

家庭環境だろうなと、想像はつくけど。

子供たちをよろしく』より切実ではないかも。

まあ、それでも居場所がないからという共通点で考えると。

程度の差はあれ、根っこは同じとも。

ただ、日本は、自力と多少の公的支援で立ち直れるよなと思うわけで。

アメリカの場合は、13歳の少年にそれは無理でしょ。

やっぱり、アメリカは、ハードですよ。

日本では、紙くずのように葬られるなんてないでしょうから。

ただ、トー横の現実をみてみると、犯罪に巻き込まれたり、大人に利用されたり。

転落の危険性が、大きいこと。

まだ、アメリカほどハードではないんだから。

自分で、立ち直りなさい

違った仲間をみつけ、自分の人生を組み立ててください。

日本は、まだそれができます。

『子供たちをよろしく』を見てそう感じました

奇想天外映画祭2023『子供たちをよろしく』サイト:https://www.ks-cinema.com/movie/kisoutengai2023/

コメント