ちょっとしたカルチャーショック
初めて、大衆演劇を生で拝見しました。
ところは浅草木馬館。
なんの予備知識もなくふらりとでかけてみました。
本日の公演は『見海堂劇団』
コロナの影響か浅草はひっそりとしておりますが。
劇場は賑やかの装いです。
ごひいきさんや熱心んなファンからの声援が届いておりました。
入り口で入場料¥1700を払いいざ場内に。
約160席の劇場だが、やはりコロナの影で観客は約20名と寂しいかぎり。
所せましと暴れまくる芝居とショー
いざ、始まると観客の少なさなんぞなんのその元気な劇団員の暴れること暴れること。
お芝居と歌謡ショーの二本立てと言ったところか、三部構成になっており、一部と三部がショーで、二部が芝居となります。
まずは幕開けで、度肝を抜かれた。
凝った照明と耳をつんざくばかりの大音響でショーがきらびやかに始まる。
のんびりした、お芝居を想像していた私にとっては、いきなりカウンターパンチを食らった感じ。
大衆演劇がここまで変わってきているとはスゴイの一言。
劇団員の平均年齢が若いのかとにかくその運動量の多さには驚かされる。
根底には、とにかくお客さんを楽しませるという精神が感じ取れて心地よい。
オープニングで観客をつかんだ後は、第二部のお芝居。
いわゆる人情喜劇という分類になるだろうか。
役者がマイクを付けているのは、お芝居のライブ感がなく私としてはあまり好みではないのだが。
やはり、高齢者の方への配慮もあるのか、そのあたりは大目に。
しかし、役1時間半の芝居だろうか、毎日日替わりで演目が違い、昼夜の公演で同じ演目でも役を代えての上演だとか。
毎日きても飽きない工夫というのか、本当に頭の下がる思いがします。
大衆演劇の底力を実感
そして、ラスト3部はまたまた歌謡ショーというか、歌あり踊りあり。
レーザー光線の照明もフルに使って見せてくれること、見せてくれること。
やはり、常に新しい事にチャレンジして、他の劇団との違いを打ち出そうとする姿勢が伝わってくる。
これからも、変化しながらチャレンジし続けるのだろなと感じさせる。
いやいやたいしたガッツだ。
まさに、芸人、役者魂を見る思いがする。
それでいて、¥1700でこれだけ楽しませてくれるのだ。
なんか申し訳ない気がしてきてしまう。
さらに、今年は、コロナの影響で彼らにとっては試練の時を迎えている。
どうか、頑張ってください。
また、来ます。
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