芝居の街下北沢
まさにそこで繰り広げられる、下北沢演劇祭は1990年北沢タウンホール開場を機に始まりました。
芝居と言っても、小劇場を中心とした上演がおもです。
昨今の、小劇場ブームの中、若者の文化の発信地として有名です。
毎日そこでは、熱い芝居が演じられております。
しかし、良い舞台に出会うのは、そう簡単なことではないようです。
映画と違って、その料金設定は2000~5000円位までとさまざまです。
上演時間は、劇団によっても違うのですが、だいたい1時間~2時間程度でしょうか。
と考えると、けっしてお手頃価格とは言えないのですが、小生としては、その値段に見合ったものを提供してくれるかどうかなのですが。
なかなか満足できる芝居に出会うことは、多くないような気がします。
とりあえず、入門編として、下北沢演劇祭から入門するのも良いのではないでしょうか。
30年の歴史を誇る下北沢演劇祭、その中でも第4回から始まった『世田谷区民上演クループ』あたりが良いのでは。
入場料金は無料です。
『世田谷区民上演グループ』から『演劇創作プログラム』に名称変更
2019年より名称変更された公募による市民参加型の『演劇創作プログラム』は、相変わらずの参加希望者が多く、希望者全員参加とはならないようです。
例年8月頃募集が締め切られ、その後オーディションを経て出演となるようです。
詳しくは世田谷区の公式ホームページをご覧ください。
過去4回(3年間で)舞台を拝見させていただきました。
プロの方はいないのですが、なかなか本格的な舞台です。
練習は、3か月ぐらいで、ほぼ毎週土日に行われ、直前の1か月は、平日の夜にも行わてる様です。
上演作品は、演出家が決定するようです。
過去3年で私が拝見した舞台は、次の通りです。
2018年 『箱男』 安部公房作
2019年 『わが町』 ワイルダーの戯曲を基にした創作
2020年 『タイム・アフター・タイム』構成・演出 大西一郎
というラインアップです。
正直な感想ですが、プロの方がいないアマチチュアの方々ということを考えると、かなり練習されたことがうかがえる、舞台です。
ということは、満足させてもらったかというと、そこまで求めるのは酷ですよね。
出演された方に、お話を伺ったのですが、とにかくセリフを覚えるのが大変だと。
そうですよね、小生も経験があるのですが、芝居をやるというのは本当に大変なんです。
それも、1時間から1時間半の舞台となるとプロの方たちと同じ位の上演時間ですから。
本当に好きでないとできないと思います、約3か月間毎週土日、そしてまじかの1か月はプラス平日の夜となると、よほどの体力がないと仕事との両立は、大変ですよね。
ですから出演者は、若い方あるいは、年配の方でも仕事をリタイアされた方でないとかなりきついと思います。
しかも、下北沢ブランドを背負ってるわけですからなおさらですよね。
もう少し、気楽な芝居でもいいのでは
と思ってしまいます。
4回舞台見させていただいて、やはり1時間あるいはそれを超える演目は、きついなと感じました。
どうしても、演者の緊張感が続かないといいますか、中だるみ感をおぼえます。
そりゃプロの方たちですと、ラストに向けての高揚感とかの作り方とかになるのでしょが、そこまでは求められませんよね。
幕が上がり最初のつかみで観客を引き込んでも、ラストまで持たないですよね。
ですから、30分位の作品を2本やるとかの方が、良いような気がします。
演者が頑張れば頑張るほど、もっととちってもいいんだよと声かけたくなります。
しかし、ほぼ完ぺきに演じられており、なんというかもっと素人ぽい方が楽しめるのになと感じてしまいます。
難しいところですね。
腐っても鯛、下北沢ですから。
というわけでいろいろな芝居が演じられている下北沢で、良い舞台に出会いましょう。
それには、やはり当然のことながら、入場料払ってですね。
見る方も真剣勝負となります。
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