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映画『NOPE/ノープ』ジョーダン・ピール作品の楽しみ方

映画『NOPE/ノープ』2時間10分のアトラクションを楽しむ。ジョーダン・ピールの作風って他では味わえないよな。まあ、こんな監督と作品があってもいいのかな、好き嫌いは見る方にお任せ。
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老いたゲイのヘアドレッサー、映画『スワンソング』、人間の多様性

介護施設で暮らす、ヘアドレッサーのゲイ老人。そんな主人公は、一体どんな人生を歩んだんだろう。1990年代のゲイカルチャーとともに描いた作品。人間誰でもそれぞれドラマがあるんだと考える、懸命に生きた人生は、それだけで価値がある。
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映画『ぜんぶ、ボクのせい』こじんまりとした日本映画、物足りない。

作品作りにこだわって、製作費が膨大になって行く。映画の持つジレンマなんだけど、日本映画には、もうそこまでの冒険が出来なくなっている。もともとハイリスクハイリターンの世界なんだけど、限られた枠の中で作られた作品は、結局その範囲内の出来にしかならない。
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映画『セイント・フランシス』アメリカ版非正規30代女性の自分探し

映画『セイント・フランシス』自分探し、ひと昔前日本でも盛んに言われていたんですが、最近はあまり耳にしなくなった感じです。30代未婚の独身女性の不安と焦りを題材に、アメリカ社会という厳しい現実の中で主人公は、いかにして答えを勝ち取ったか。
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『ボイリングポイント/沸騰』間違いなく今年のベスト5に入る映画

映画『ボイリングポイント』給料はたくさんもらいたい、だけど過度なプレッシャーは嫌だ。誰でもそう思うんですが、世の中そうは上手くできていませんよね。でも、何処かで折り合いをつけないとね、だけどその決定権は本人にあるので慎重に選択しましょう。
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『C.R.A.Z.Y』家族というものは、実は本当に煩わしいもの。

『C.R.A.Z.Y』ゲイの少年の成長期と簡単に言ってしまえばそれまでですが、いまよりさらに保守的だった1960年代のカナダケベックではいかばかりだったか。過去の話として終わるのではなく、家族と自分、自由と自立についてよく考えさせてくれる良作です。
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『キングメーカー 大統領を作った男』政界とは生き馬の目を抜く所

政治の世界はわからない、『キングメーカー 大統領を作った男』。正義だけでは割り切れない、そんな現実を突き付けてくる。それでも、政権交代のある韓国はまだましなのだろうか。一党独裁ではないけど、浄化作用の働かない日本とどうしてもくらべたくなる。
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意欲は買うんだけど『島守の塔』今の日本映画の限界を見る思い

国内唯一の地上戦沖縄。この事実と何があったかは、いつまでも忘れてはいけない。映画『島守の塔』は、当時の沖縄県知事から見た沖縄戦が主軸なんだけど、悲しいかなドラマが弱い。このあたりに限られた予算と企画の中でもがく日本映画の現状を見る思いがします。
歌舞伎・お芝居の世界

笑いの少なくなった寄席「新宿末廣亭下席」を聞きながら考えたこと。

「寄席から笑いが消えた」というと大げさですが、コロナ以降なぜか、大笑いをする噺家に巡り合わない。感染を気使ってという事ならわからないもないが、何か違うとみんな古典のお話で、聴衆に聞かせようとする。私が望んでるのは、理屈などいらないおかしい話。
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孤独なスーパースター『エルヴィス』栄光の裏側の真実をかみしめる

心と体がまだまともに成熟していないのに、才能に恵まれた人は世に出て喝采を受けることがある。映画『エルヴィス』はそんな男の才能にふりまわされた一生を、はかなくも色鮮やかに再現している。確かに、一瞬であるかもしれないが、他を寄せ付けない輝きが。