映画館 それでもアメリカを目指すメキシコの若者、『息子の面影』あまりにも過酷 命の危険を冒して、アメリカを目指すメキシコの少年。日本に住んで生活を送ると、そんな考えなどさらさら浮かばない。それはそれで、幸せなんだろうけど。生きてゆくことが切実でなくて、お手軽に人生がおくれてしまうのは、なんか生が凝縮してない気がしてならない。 2022.06.11 映画館
映画館 EUフィルムデーズ 国立映画アーカイブ『サンレモ』老いをみつめて 誰にでも平等に訪れる老いと死。いつかその時が自分にも訪れる、そう考えさせられる映画『サンレモ』。だから、見ていて決して快いものではない。しかし、その時を忘れてないもののように、いつまでも力に任せた人生を送れるものではない、有り様を考えよう。 2022.06.07 映画館
映画館 EUフィルムデーズ2022国立映画アーカイブ「恋人はアンバー」 アイルランドの片田舎1990年代、ゲイとレズの高校生カップル。こう書くだけで、このカップルの学校生活での苦労が見えてきます。今よりまだ個人のセクシャリティーを尊重されなかった時代のお話です。では、現代ではもうそんなことはないと言い切れるでしょうか。 2022.06.06 映画館
映画館 ロシアはなぜウクライナに侵攻したのか、その答えは『ドンバス』にある まだまだ収まりのつきそうにないウクライナ問題。なぜ、ロシアはウクライナに侵攻したのだろうか。ウクライナの映画監督セルゲイ・ロズニツァの描く『ドンバス』を見ると、その答えが見えてくる。そしてそれと同時に深いため息が、戦争に大義などないことが。 2022.06.03 映画館
映画館 思考が幼稚化する大人たち『鋼の錬金術師 復讐者スクー』日本の今 『鋼の錬金術師 スクーの復讐』を見た、演技人もしっかりして、映像処理も申し分ない。だけど何かが足りない、そう物語としての奥行を感じないのだ。このあたりが、劇画の映画化という限界なのだろう。物語の奥行などと言う者が持貯められない時代が悲しい。 2022.05.23 映画館
映画館 伝えたいことが空回り『生きててよかった』もう少しなんとかならないの 入場料を払って、期待してシートに座る、中々当たりの映画にあたることってないんですが、期待を裏切られると残念ですよね。封切り作品を見るときは賭けみたいなものなのですが、最近負けが多い気がするのですが、今回ももののみごとにハズレを引いてしまいました。 2022.05.18 映画館
映画館 映画監督 若松孝二『67歳の風景 若松孝二は何を見たのか』 骨のある映画監督が、いなくなってしまった。そんな昨今の日本映画の実情が悲しくなるくらい、若松孝二の存在は大きい。反体制の視点から描くその作風には、世に流されないアウトーのような魅力があった。そんな映画監督若松孝二の実像に迫る作品。 2022.05.14 映画館
映画館 ロシア(旧ソ連)とはどんな国だったのか 『親愛なる同士たちへ』 文化的分野だけを見ると、ヨーロッパでも屈指のレベルの国と見えてしまうロシア。果たしてそうだろうか、敵対するものを力でねじ伏せる伝統的政治手法、過去の事件からもこの国の実態が見えてしまう。荒涼とした極寒の大地に住む隣人をよく観察してみよう。 2022.05.13 映画館
映画館 日本映画ここまでお粗末でしたっけ、映画『とんび』に感じる落日の思い 原作が、重松清のベストセラー小説の映画化。鳴り物入りでの公開なんでしょうが、よくあるパターンの消化不良の駄作で終わってます。描こうとしたことが、映像になって説得力をもたない、空回りで終わってしまっています。 、 2022.05.07 映画館
映画館 『コーダ あいのうた』いい加減この日本語タイトルなんとかなりませんか 聾啞者の4人家族の中で、唯一健聴者の主人公の高校生の長女。一家は、漁師として生計をたてるも、主人公が、彼らの生活には欠くことのできない存在。しかし、彼女にだって自分の人生の選択がある、家族のためか、自分の夢か、揺れ動く少女の選択は? 2022.05.02 映画館