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クリントイーストウッド特集35mmフィルム上映国立映画アーカイブ

御年90歳になられたクリント・イーストウッド、昨年は『運び屋』で監督・主演と大活躍ですが。彼の35mmフィルムの作品が2000年前後の作品を中心に国立映画アーカイブで、フィルム上映されております。アメリカ映画の古き良き時代世代の作品を楽しんで下い。
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映画『ストックホルム・スタイル』に見る、ストックホルム症候群。

なぜ人質は、犯人を助けたり、犯人に有利な証言をしたりするのでしょう。映画は1973年に起きた事件を通してそんな心理に至ってしまう姿を映し出します。そこには、簡単には計り知れない人間という生き物の不思議さというものが見えてくるのですが。
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『ミッドナイトスワン』 トランスジェンダー役草彅剛の怪演。

トランスジェンダーという難しい役どころを草彅剛は見事に演じきった。なをかつ叔父として恵まれない姪の成長期に深く関わるという難しいところではあるが、さすが演技には定評のある彼そこにトランスジェンダーとして生きる者の悲しさを浮き立たせてくれた。
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『少女ムシェット』どんな境遇でもなを生き続けなければならないのか

1967年仏作の映画『少女ムシェット』、白黒の作品ですが、そこには14歳の一人の少女の悲劇が語られております。今の時代では、想像もできない極貧の生活の中で、希望を失ってゆく少女の悲しい物語。似たような悲劇は今の時代でも起きているのではないでしょうか。
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アニエス・ヴェルダの二作品「ジャック・ドゥミの少年期」「落ち穂拾い」

2019年に90歳でこの世を去った映画監督アニエス・ヴェルダ、ヌーヴェル・ヴァーグの祖母と言われる彼女の晩年の二作品、衰えを知らない創作への意欲、みずみずしいその映像、映画を愛した彼女の映像に対する情熱を改めて感じさせる珠玉の作品。
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中国映画はつまらない『薬の神じゃない』も政府に気を遣った作品

今やハリウッドに次ぐ映画産業に発展した中国映画。しかし歯の中身はあくまでも政府の許可のもとに作られるもので、その表現には制約ができてしまう、果たしてそんな中で世界に通用するよな作品が生まれるのだろうか、『薬の神じゃない』も残念な作品。
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映画『ムヒカ世界で一番貧しい大統領から日本人へ』は耳の痛い贈り物

80歳を過ぎてなお精力的に活動する南米ウルグアイの大統領ムヒカ、映画は彼が大統領であったころから現在に至るまでの足跡、演説、生活ぶりを通して現代の消費優先社会に対する痛烈な批判を浴びせます。本当の幸福とはなんなのか一人一人考えて見るべきでは。
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10/29より国立映画アーカイブにてクリント・イーストウッドの軌跡

2020.御年90歳となられるクリントイーストウッド、今回は国立アーカイブにてその足跡をたどる13本が上映されます。35mmフィルムで見ることが出来るのも嬉しいですね、今一つ底知れなさのあるクリントイーストウッド、その彼の心情にせまれれば。
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『異端の鳥』悪意と暴力、剥きだしの性がこれほどまでに描かれるとは

戦争は如何に人々の心をすさんだものにするか、そしてそこに反ユダヤ主義というヨーロッパで連綿として続く負の遺産が加わるとどんなに悲惨な光景になるか、この作品は描き切っております。作品は小説の映画化ですが、人間の悪、悪意、剥き出しの性をえぐりり出してます
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『mid90s ミッドナインティーズ』大人の入り口での戸惑い

1990年代ロサンゼルスでスケボーに夢中になる13歳の少年の青春映画、やがて大人になる前での好奇心や苛立ち、スケボー仲間の年長者がグループ最年少の主人公をなにかと面倒見てやる姿が、なかなかほっとさせてくれます。自らの青春と比べてみてはいかが。