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『ラストムービースター』でみせる、バートレイノルズの老いの境地

ハリウッドで一時代を築いたスターバートレイノルズ。その浮き沈みの激しい人生を歩んだ彼が最晩年に観衆にプレゼントした言葉の数々が作品になってます。それは、1960年代からの白人中流社会の栄枯盛衰と歩調を合わせるかのような人生、バートは何を語ってくれるのでしょう。
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『ファナティック ハリウッドの狂愛者』ジョントラボルタもいい年だな

『ファナッテック ハリウッドの狂愛者』で怪演を見せているジョントラボルタ、2019年御年65歳。出世作が懐かしい1977『サタデーナイトフィーバー』です。発達障害者の社会的には逸脱した行動を異常ではないと言う観点から見事に演じております。
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『行きどまりの世界に生まれて』、アメリカラストベルトの若者は?

アメリカ、ラストベルトに生きる若者の成長期を追ったドキュメンタリー『行きどまりの世界に生まれて』、厳しい現実の中でも前向きに生きようとする若者の姿がいい。コロナ禍で世界情勢は明るくないと予想されるのですが、希望の光は失いたくないですね。
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『ダークナイト』勧善懲悪作品なのに、倫理観を植え付ける苦しさ

映画『ダークナイト』のチラシポスター
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映画『ディヴァイン・フューリー/使者』お馴染み聖職者と悪魔の戦い

悪魔祓いという、カトリック教会独自の行為その是非はあるのですが、世の中にはカトリック教会に限らず霊媒や祈祷師によるお祓いが行われているのも事実で。作品としては1973にヒットした『エクソシスト』よろしく娯楽作品として楽しんだ方がベターです。
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『赤い闇スターリンの冷たい大地で』20世紀の大虐殺の真実が映像に

大粛清で知られる、スターリン。その悪行はあまり映像になることは少ないきがするのですが、悪と言う点ではヒットラーに勝るとも劣らないと思うのですが、なかなかその実像が映画化されることはないですね。そういう意味では本作は貴重だと思うのですが。
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イギリス労働者階級の生活が伝わって来る作品『ヴェラ・ドレイク』

1950年代まだ第二次世界大戦の傷跡を引きずっていたころのイギリスの労働者階級の一家の物語。主人公ヴェラ・ドレイクの秘密とは、そこには大きな問題が潜んでいるのですが、あまりにもあっけらかんとしたヴェラ・ドレイク・に薄気味悪さを感じます。
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映画『シチリアーノ裏切りの美学』マフィアの実態がわかるかと期待

マフィアを裏切ったボス、トンマーゾ・ブシエッタの半生を描いた作品『シチリアーノ裏切りの美学』となかなか大見得を切った作品なのですが、残念ながら気の抜けたサイダーとでも言ったらいいのでしょうか、ダラダラとした大河ドラマを見る思いです。残念ですが。
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日本映画のリメイク、原作東野圭吾『さまよう刃』韓国社会の鬱屈。

韓国映画『さまよう刃』、東野圭吾原作で東映で作られた同名作品のリメイクですが、そこには韓国社会の抱える闇が描かれております。事件を起こした少年達なぜ彼らはそこまですさんでしまうのか、そこには韓国社会の学歴偏重、コネや賄賂の横行する社会が。
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『名もなき塀の中の王』孤独な少年が刑務所の中で出会ったもの。

刑務所という閉鎖的空間、怖いもの見たさから作品を見てみました。なかなか濃いドラマがあってよくできた作品です。しかし、現実の刑務所がどうなのかはわかりません、少なくとも作品からわかるのは怒るには遅い方が良いということでしょうか。